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仕事での小さな理不尽を上手に利用する

2014年6月25日

仕事では勝たず負けず“引き分け”くらいがいい

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 仕事をしていると、びっくりするくらい理不尽な目に遭います。
 嘘をつかれたり、約束を破られたり、人格を否定されたり、いじめにあったり、手柄を横取りされたり……。

 あまりにも理不尽なことが続くのであれば、闘ってもいいでしょう。
 ただし、理不尽なことが起こる場所で闘うと、予想もつかないところから逆襲されたりするので、「この仕事や会社を失ってもいい」という覚悟がない場合には、あまりすすめられません。

 私は、今で言う“ブラック企業”で働いているときに、「このままではいけない」と思って、労働組合を立ち上げようとしたことがあります。
 けっきょく会社にその思惑がばれて、激しい人格攻撃を受けたうえに、社内や社外であれこれ言われて、退社を迫られました。

 「これ以上、ここで闘っていてもダメージが大きくなる」と退社に同意することになったのです。
 当時のダメージは大きくて、「もっと早く退社するべきだったかもしれない」と後悔すらしたものです。

 理不尽な場所では闘わずに逃げることも、一つの選択肢です。
 それは卑怯なことでも、負けることでもありません。
 仕事での理不尽に対しては、勝つ必要もありませんが、負ける必要もないのです。
 逃げるというのは“引き分け”のようなものです。

 そして、長く働き続けるということは、多くの“引き分け”を続けることだと思うのです。
 なるべく負けない方がいいのはもちろん、勝ち続けても必ずしもいいことはないのです。

 私自身も、「いま、仕事で勝っているな」と思っていた時期には、思い上がってしまったりして、周囲を傷つけたり、いろいろな物事を悪化させてしまったりしました。
 事態の収束方法が分からなくなってしまい、その場所からも逃げるという選択をするしかありませんでした。

 勝ちでもなく負けでもなく、“win-win”でもなく(両方勝つなんて、いちばん難しいものです)、“引き分け”くらいでいいと思えば気も楽です。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
心コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)や、『輝かないがんばらない話を聞かないー働くオンナの処世術』、津村記久子との対談集『ダメをみがく――”女子”の呪いを解く方法』(紀伊國屋書店)など著書も多数。公式サイトhttp://www.tact-planning.com
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