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大気汚染物質がシミ、シワを加速

2014年6月24日

米国皮膚科学会で注目。PM2.5が肌老化の原因に

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 健康への影響が懸念されるPM2.5。大気汚染微小粒子の問題は世界的にも関心が高く、研究が進んでいる。3月に開催された米国皮膚科学会では、皮膚科医がシミなどの肌老化との関係を指摘し、注目を集めた。

 シミやシワ、たるみなど肌老化の原因の8割近くは、紫外線や喫煙、環境ストレスなど外的な要因――。こうした研究成果が知れ渡り、特に「紫外線を防ぐ」ことは今や美容の常識。だが、「それだけでは不十分」と警告するのがクラリソニック クリニカルリサーチ・バイスプレジデントのローリー M・タドロック医師。

 「今、皮膚科医が注目しているのはPM10(=10μm)以下の微小な大気汚染物質による肌への悪影響。地上に到達する粒子状物質(PM)は、極めて小さな粒子と小さな液体の複合体。PMの大きさは汚染物質が皮膚に浸透する速度と影響度に直接関係する。毛髪の太さが70μmといえば10以下がいかに小さいか理解しやすいはず」(タドロック医師)。

肌への付着を防ぎ、徹底洗顔を

 PM2.5は私たちの毛穴の約20分の1以下。現在では世界人口の80%がPM2.5にさらされているというから深刻だ。

 ドイツ在住の400人の女性を対象に、24年間の大気汚染の影響を調べた研究がある。これによると、PM10以下の大気汚染では、汚染レベルが高いほど肌老化が早く、一番汚染度合いが高い地域では、他の地域に比べ、額とほおのシミが多く見られ、ほうれい線も目立った。

■排気ガスが多い場所では肌老化が進みやすい
ドイツのルール地方に住む70~80歳の女性400人を対象に、肌の老化と大気汚染の関係を調べた。1日当たり1万台以上の車が通る幹線道路から100m以内のエリアの人は一般の人に比べ、額のシミは35%、ほおのシミは15%、ほうれい線は4%多くできていた。
(データ:Journal of Investigative Dermatology(2010)130,2719-2726)

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