• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

生意気と思われずに意見を言いたい人へ

2014年6月17日

女性らしさを大事にしつつ、言うべきことは言う― 賢い大人の対処法

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 私、狩野みきがお伝えしている「伝える力」のレッスン、今回は上司への意見の言いかたに悩んでいるかたからのご相談を取り上げましょう。生意気と思われるのがコワくて意見を言えないというあなたへの処方箋です。

【お悩み】生意気と思われることなく意見を言う方法
 いつも高圧的で一方的な上司のもとで仕事をしています。上司とはこんなものだろうと思っていたのですが、最近友人の話を聞いて、どうやらそうした人たちだけではないことがわかりました。

 さらにその友人は、よく上司からの指示に対して意見をすることもあるそうです。

 先日、いつものように上司から指示を出されたのですが、どうしても納得がいかず、もっと効率的にできるやりかたがあると思いました。

 それを伝えたいのですが、そんなことをしたら生意気だと思われないでしょうか? 生意気に思われない意見の言いかたはありますか?
(はるこ・メーカー勤務・26歳)

基本は“へりくだる、断定しない、オープン・エンドな質問は避ける”

 まず前提として、第一回からお話しているように「意見を言う」ということに対して、自分ならではの根拠が伴っていて、その意見を言うことにそれなりの「覚悟」があるかを確認しておきましょう。

 そうでないと、上司から思わぬネガティブな反応を受けたときに「そんなつもりじゃなかったのに」という思いに駆られかねません。

 それでは、自分ならではの根拠をもって、いざ「伝える」と決めたら、どのように伝えればいいのでしょうか?

 たとえば、自分の言いたいことが「AというやりかたをBに変えてはどうか」だったとします。

●ポイント1:
断定せずに婉曲表現を添えたり、へりくだったりして、カドが立たないようにする

 生意気と思われないように気をつけながら意見を言うならば、まずはへりくだったり、断定口調を避けたりしなければなりません。

例)
「AをたとえばBにしてみようかなどと考えたのですが、浅はかでしょうか?」

「入社5年の私が言うのもおこがましいのですが……」

 へりくだるのは、自分を卑下するためではありません。上の立場にいる人を尊重する、相手に敬意を表する、という感じです。

●ポイント2:
オープン・エンド型の質問は避ける

 「AをBにしてみようかと考えたのですが、どう思われますか?」と聞くと、対等な立場で物を言っているような印象を相手に与えてしまいます。

 上司世代には、議論慣れしているとは言い難い人も多いのではないでしょうか。つまり「どう思うか」を聞かれることに慣れていない可能性があります。

 そんな相手にオープン・エンドな質問(答えが無数にありえる質問)を投げかけてしまっては、相手が答えに窮することもありますし、生意気に見られかねません。相手のプライドを傷つけてはいけないということを考えると、オープン・エンド型の質問は避けたほうがいいでしょう。

 上司に投げかけるのは「YES」「NO」や「AかBか」のような択一で回答できるクローズドな質問が無難と言えます。

「AをBにすることも可能でしょうか……○○さん(上司)に教えていただければ、と思ったのですが」などとすると、「自分は教えを乞う立場である」ということも伝わりますし、カドが立ちづらいと思います。

忙しい上司には話す順序を注意すれば伝わる!

 上司は忙しく、途中で電話が入ったり用事が入ったりして、話を最後まで聞いてもらえない可能性もあります。

 また話の途中で「この話はどこへ向かうんだろう?」と思わせてしまうことは、相手のストレス度を高め、理解を鈍らせてしまうのでマイナスです。

 そこで大事なのが、話す順序です。

●ポイント3:
結論は最初にもってくる

 まず結論は最初に述べましょう。ただし「Bがいいと思います!」と高圧的に言うのではありません。あなたが一番伝えたいメッセージを最初に持ってくるのです。

 もし相手に1分しか時間がないとしたら、伝えたい内容のうち、どこを言うか。シミュレーションをして、余計な情報をそぎ落とすのです。このスキルはトレーニング次第で磨くことができます。

例)
「Aというやりかたについて、ちょっとお話をさせていただきたいのですが、お時間よろしいですか?」

「今後のやりかたについて、折り入ってご相談したいことがあるのですが、ちょっとよろしいでしょうか?」


 もしも相手が「いいよ」と言ってきたら、「ありがとうございます」とお礼を言い、続けて「AのほかにもBというやりかたでもいいのでしょうか」などと聞きます。

 「ちょっとお話よろしいですか?」では、話の行く先が見えないのでいけません。

 やってしまいがちなのは、結論を最後にしてしまうこと。言い訳がましい内容だと、ますます最後にもっていこうとしてしまいます。

 「Aというやりかたも、私はいいと思いますし、これまで続いてきたということは、とても意味のあることだと思っていますし、それに上司のことを悪く言うつもりもなくて、同僚にも相談したんですけれど……」

 ──こんな話しかたでは、相手はストレスを感じて理解が鈍るだけですし、怒らせてしまうことにもなりかねません。相手の理解を促す意味でも、話す順序は大事なのです。

●ポイント4:
断定せずに、しかし弱腰になりすぎずに

 断定口調を避けたほうがカドは立ちませんが、だからといって、あまりにも弱腰すぎるのも考えもの。「Bというやりかたがいいかななんて、ちょっと思ったりして……」では、いったいなにが言いたいのか、相手に伝わりませんよね。

 ある程度「○○と思っているんですが」とはっきりとした口調で伝えることも必要です。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

コラムのバックナンバー

もっと見る

Profile
狩野みき
狩野みき(かの・みき)
慶應義塾大学、聖心女子大学、ビジネス・ブレークスルー大学講師。グローバル水準の考える力・プレゼン力・作文力を指導するスクール、Wonderful Kids主宰。子どもの考える力教育推進委員会、代表。20年にわたって、大学等で「考える力」と英語を教える。慶應義塾大学法学部卒、慶應義塾大学大学院博士課程修了(英文学)。 著書『世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業』(日本実業出版社)
関連キーワードから記事を探す
コミュニケーション術お仕事術

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ