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こころのトリセツ

わけもなくイライラしたら

2014年7月14日

イライラ感は感情のSOS信号! 自分をいたわり疲労回復を心がけて

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 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 2011年3月に起きた東日本大震災の直後から全国を回り、カウンセリングを続けてきましたが、被害を受けた地域でも、そうでない地域でも共通して「イライラしている」人が増えている、と感じた時期があります。

 ちょうど震災から1年が経過したころのことです。特定の人との人間関係を悪くしているクライアントに「無理はないですよ。今は震災のせいでみんながイライラしてるんですよ」と話すと、「えっ、だってずいぶん前のことじゃないですか」と驚かれました。でも、本当なのです。大きな出来事によるさまざまな心の後遺症は、数年単位で長引くことが多いのです。今でも、多くの人が影響を受けています。

 震災のようなショックな出来事を経験すると、人は神経過敏になり、不安になります。少し揺れるだけの地震にも非常に敏感になり、情報を絶えず求める。常に警戒のアンテナを立てているので、心身のエネルギーを絶えず消耗し続けています。ただ、数カ月間は緊張感のほうが強いため、比較的元気かつ冷静に活動ができるものです。

 しかし、その緊張感がゆるんだときに、大きな疲労感やイライラを感じるようになります。

 消耗するとイライラするのは、人間に共通する本能的なプログラムです。弱っているときは敵に付け込まれやすいので、イライラすることで自分の命を守ろうとします。また、自分でもわけのわからないイライラは、自分の仕事を増やす原因となる職場の人やパートナー、あるいは怒りを向けても反撃しない子どもや高齢者などに向くことが多いのです。

うつ状態からの回復期にも、イライラが起こりやすい

 イライラはエネルギーを放出しようとする感情ですから、ため込むとつらい。そのため、常に「当たる」ターゲットを探します。

 だからといって特定の人に当たっていては、人間関係を悪くするだけです。さらにもっといけないのは、“当たりグセ”がつくことです。その人を見ただけでスイッチが入り、イライラをぶつけるようになる。次第にそんな自分を責めるようになり、うつ症状に陥ってしまうこともあります。

 イライラしているのは、誰かが悪いわけでも、自分に我慢が足りないからでもなく、疲れがピークになっているからなのかもしれない、と振り返ってみてください。

 忙しさや、心配ごとが続いて、少し精神的に参ってしまって、その疲労がイライラとなり、周囲との人間関係に不協和音を起こしている。そのストレスがまた疲労を加速させている。このような状況なのに、「がんばる自分」をやめられない人は、そんな自分にもイライラしてきて、自己嫌悪を強めていきます。

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