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カッコつける自分から脱皮したい!

2014年6月10日

第36回 冴えない自分をさらけ出し、殻を破った「仁絵」の変革STORY

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 こんにちは、りょうっぺです! 酔っぱらいのおじさんパートIIです。朝9時の電車にて、たくさんの葉っぱをかぶったおっちゃんがつり革につかまって、ゆらゆらと揺れており……。そしておもむろに目を覚まし、西日暮里駅で降りていかれました。

 おっちゃんはいったい、どこで何をしていたのでしょうね? 謎めいた、とある初夏の朝でした。

 さて今回は、意に沿わない人事異動でやる気を失ってしまった仁絵さんの(29歳・独身)のお仕事変革STORY。いわゆるデキる女子として、社内でも一目置かれていた仁絵さん。突然の人事異動で、地方に転勤になり、その地味な職場と合わない仕事にやりがいを失っていき……。

 孤独感やクサクサした気持ちから、どう立ち上がり、希望の仕事を勝ち取っていったのか? その心の葛藤と変革をじっくりとご覧ください

●友達もいない。お店もない。閑散とした田舎町でひとり暮らす孤独感

仁絵:大学院で理系の修士を取得した後、都内の化学系の会社に就職しまして。

 入社当時は営業部隊に配属になったのですが、その後、突然北陸地方の工場に転勤になったんです。

りょ:もしかして秀才のリケジョさんですね! そして東京本社からまさかの地方の工場転勤!? これは青天の霹靂ですなぁ。

仁絵:異動を命じられたときはホントびっくりしました(泣)。しかも北陸の中でも都会ではなくて、田舎町に工場がぽつんと建っているような、辺ぴなところだったんです。

りょ:うわ~なんだろう。田舎っていうのはぜんぜんいいと思うんですけど、なんとなく都会から引っ越すとなると、「都落ち感」が漂ってちょっとさみしくなりますね。

仁絵:そうですね……。実は、自分で言うのもなんですが、入社当時から社内で目立つ存在でして。それがいきなり地方転勤になったものだから周りも驚いてたようですし、私自身も「なんで……?」という思いは正直ありました。

りょ:いわゆる社内で一目置かれる期待の星が、突然片田舎の地味な職場に飛ばされて。これは余計にショックが大きそう。

仁絵:やっぱり焦りはありましたよね。東京本社にいる若手の社員とそれぞれの業務の課題や目標を共有するんですけど、みんな面白そうな仕事を任されていてうらやましいなぁ、と。

 周りにどんどん先を越されて、置いて行かれるんじゃないかという恐怖もありました。

 それに何より仕事内容が合わない、というのがつらくてですね……。

 工場では各部門の監視をする担当になったんですけど、私がそれぞれの職場にチェックをしに行くと、社員からあまりいい顔をされないと言いますか。

 人から喜ばれない、というのもモチベーションが下がる原因となってしまいました。

りょ:監視する仕事って、社員にとっては「粗探し」をされているように思えて、歓迎されないですもんね。行く度にけげんな顔をされたら、気持ち萎えるわぁ。

仁絵:はい(泣)。萎えましたねぇ。都内で働いていたころは、ストレス発散法と言えば、友達と遊んだり、好きなカフェでお茶したり、ウインドーショッピングしたり、という街歩きが主だったですけど、いかんせん田舎町なものでお店がなくて……。

 電車も朝と夜3本ずつしか通ってないところだったので、出かけるのもおっくうになり、毎日が会社と家の往復になっちゃいましたね。

 だんだん気も滅入っていき、それまでの向上心や挑戦する心もみるみる失われていきました。

りょ:お~20代半ばと言えば、自分の働いたお金で好きなものを買ったり、友達と夜な夜なフィーバーしたり、合コン行きまくったり、人生で最も盛んで楽しい時期なのになー。

 友達もいない、気の利いたお店もないとすると、楽しみ激減、ストレス蓄積で、そりゃ気が滅入りますわ。

仁絵:どんどん無表情になっていく自分がいたので、これはヤバイ! と思い、なるべく笑顔をつくるように心がけていたんですね。

 そしたら、工場で働くおっちゃんから、廊下ですれ違いざまに「お前、悩みなんてないだろー(笑)!」と言われまして。おっちゃんは、何気ない冗談のつもりで言ったんだろうけど、その後、急に涙が込み上げてしまいました。

 誰も私の気持ちをわかってくれない……。もう限界でしたね。

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Profile
たちばなりょうこ
たちばなりょうこ(立花良子)
心を描く文筆家(エッセイスト&インタビュアー)。早稲田大学第一文学部卒業後、人材派遣会社で営業や企画を経験。その後、日経ホーム出版社(現・日経BP社)で就職情報誌の編集に携わり、2001年に独立。以来、日経やリクルート系の雑誌編集を行うほか、書籍、Webなどでも執筆。また、「働く人の心の悩み」にも対応するべく、産業カウンセラーの資格も取得。人生ドラマや心模様をよりリアルに、色鮮やかに描くことを得意とし、「幸せに生きるために大切なエッセンス」をその物語に籠めることに力を注ぐ。公式サイトはこちら
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