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「大麦」パワーを味方につける!

麦とろは最強のアンチエイジングメニュー(2/3)

2014年6月9日

「大麦」と「とろろ」のダブル繊維で快腸&ダイエット効果もアップ

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大麦とヤマイモのコラボで生まれる効果
老化のモトを断ち、抗酸化&ホルモン力アップ

大麦には水溶性食物繊維がたっぷり
大 麦
イネ科の越年草。穂の数が2列の二条大麦はビールなどアルコール飲料に、6列の六条大麦は麦ご飯や麦茶に使われる。米とは異なり、粒の中まで食物繊維がぎっしりと詰まっているので、お米のように削っても食物繊維が減らない。

 大麦は、食物繊維の「量」が多いだけではなく、その「質」が他の穀類とは異なる。米や雑穀、そして野菜に多く含まれるのは不溶性食物繊維だが、大麦には水溶性食物繊維が多い。

 この水溶性食物繊維の多くを占める「β-グルカン」について、欧州や米国の政府機関が「食後の血糖値上昇を抑える」、「コレステロール値を下げる」などと“お墨付き”を与えており、日本健康・栄養食品協会はこのほど「満腹感の持続作用」についても一定の効果があると評価した。つまり、寿命を縮める生活習慣病を遠ざけ、ダイエットの味方にもなってくれる。

 また「β-グルカン5に対し、1~2くらいの割合で含まれる」(大妻女子大学の青江誠一郎教授)という水溶性食物繊維の「アラビノキシラン」も注目のアンチエイジング成分だ。抗酸化力を高めたり、腸を若々しく保つ働きがある(下コラム参照)。


大麦アラビノキシラン
体の抗酸化力がアップ、ビフィズス菌も増える
 健康な男女(50歳以上、37人)が、大麦から抽出したアラビノキシランを2.2g含むシリアル、同4.8g含むシリアル、アラビノキシランが入っていないシリアルを食べ、食べる前後の血中フェルラ酸濃度を調べた。アラビノキシランの摂取量が多いほど、強力な抗酸化物質であるフェルラ酸の血中濃度が高くなった。アラビノキシランにくっついているフェルラ酸が吸収されたと考えられる。
 またアラビノキシランは、腸内細菌の餌にもなる。同成分入りのシリアルを3週間食べ続けたら、腸を若々しく保つ善玉菌のビフィズス菌が有意に増えた。

アラビノキシランをとると
血中の抗酸化物質が増える
(データ:Nutrition;28,1115-1121,2012)

ヤマイモは難消化性でんぷんがたっぷり

 一方、とろろの材料ヤマイモには、食物繊維と同じように働くでんぷん「難消化性でんぷん」が多い。ヤマイモを研究する名古屋女子大学教授の竹内若子教授によると「約1割は難消化性でんぷん」とのこと。竹内教授らは、ヤマイモの一種、「ジネンジョ」をラットに与えると、中性脂肪値やコレステロール値が下がり、お腹に脂肪がたまりにくくなるのを確認した。「難消化性でんぷんとネバネバ成分(糖たんぱく)が脂質の吸収を抑え、排出を促すのではないか」(竹内教授)。

ヤマイモ/ヤマノイモ
ヤマノイモは、ヤマノイモ科のイチョウイモ、ナガイモ、ヤマトイモの総称。別名のヤマイモのほうがなじみが深い。また、それぞれのイモは、地域によって違う名で呼ばれることもある。

 実はヤマイモ、漢方ではアンチエイジングに役立つ食材ととらえられている。気力がなくなり、体の各部分(皮膚、目、気道など)の潤いが失われてくると、のぼせやほてりといった更年期のような不調や精力減退の症状が出る。これを「腎じん陰いん虚きょ」の状態と呼ぶ。「体全体が弱る腎陰虚は、老化の始まり。ヤマイモには、気(エネルギー)を補う作用があるので、夏バテのように食欲が低下し、体全体が弱ったときにも良い」と緑蔭診療所の橋口亮院長。ヤマイモで女性ホルモン力が上がったという報告もある(下コラム参照)。


ナガイモ
円柱状。最もよく出回っている。水分が多く、粘りは少なめ。
水溶性0.2g
不溶性0.8g *
ヤマトイモ
塊状。粘りが強い。別名ツクネイモ。伊勢イモ、丹波イモも含む。
水溶性0.7g
不溶性1.8g*
イチョウイモ
扁平で、手のような形をしていることから、手イモとも呼ぶ。ナガイモより粘りが強い。
水溶性0.6g
不溶性0.8g*

* 水溶性、不溶性は、100gあたりの食物繊維含有量。データは五訂増補日本食品標準成分表。
世界が注目! ヤマイモのホルモン力アップ作用
 100m競争の世界記録保持者、ウサイン・ボルトさん。彼が世界最速になれたのは、日々食べているヤムイモのおかげ──と、一時期話題に。ヤムイモとは、ヤマノイモ科の食用イモ全般を指す。ボルトさんが食べていたのは日本で出回っているものとは品種が異なるが、ヤマイモの元気力を象徴する逸話だ。
 女性にうれしい作用も確認されている。22人の閉経後女性が、ヤムイモを1日に390g、2~3回に分けて30日間食べ続けたら、閉経後に激減することで更年期症状の原因になる女性ホルモンが増えた。一方、19人の閉経後女性が、同様にサツマイモを41日間食べ続けても、女性ホルモンは増えなかった。

ヤムイモを食べたら
女性ホルモンが増えた
(データ:J.Am. Coll. Nutr.;24,4,235-243,2005)

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