• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

こころのトリセツ

自信が持てない

2014年6月9日

「ちょっとした、人のためになること」など小さな成功体験が大切

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 カウンセラーという仕事をしていて感じるのは、現代人は自然なかたちで「自信をつけていく」ことがとても難しいということです。

 なぜでしょうか。「原始人モード」で考えると、全体像が見えてきます。

 そもそも、人間という生き物の気持ちや行動は、100人くらいの村で生活をするのに、ちょうどよいサイズでできていると私は考えています。人の顔を覚えられるのも、せいぜい100人ぐらいまで。そんな人口100人ほどの集落なら、物知りの人、機織りのうまい人といった一芸に秀でた人はもちろん、力持ちの人、走るのが速い人、噂話に詳しい人など、どんなジャンルであれ、誰もが一つぐらいは「村で一番」という“取り柄(とりえ)”を持てたと思うのです。

 このような環境であれば、「やっぱりあなたがいなくちゃ!」と、周囲からその存在を自然と認められるもの。実はこのように、ばんばん肩を叩かれながら「おまえはすごい!」と賞賛される体験こそが、「自信を育てる栄養」となっているのです。

 ところが、現代社会は違います。

 交通や通信手段が発達し、組織は万人単位の大所帯。自分に多少、能力があるかな? と思っても、ネットなどで世界の情報と即座につながることができるために、「まだまだ上はいるよ」と否定されてしまいます。

 かつてのうっとうしいくらいの濃厚な関係から解放された代わりに、直接、心のこもった言葉でほめられるという体験も少なくなっています。

 このように、現代は、心のベースとして誰もが「自信のなさ」を抱えている時代なのです。

自信を形成する「三つの要素」が失われるのが、うつ病

 それでは、人はどんなことによって自信を得ることができるのでしょうか。

 一つ目の要素は「自分には能力がある」と思えること。英語ができる、サッカーができる、難しい問題が解けるようになる、など、私たちは何でも「できる」ようになるとうれしいものです。これは、わかりやすい「自信」ですね。

 二つ目は、「自分は体や感情をコントロールできる」ということ。けがをしたり病気にかかったりうつになるなど、体や感情を思うように制御できないと、とたんに人は自信をしぼませてしまいます。

 そして三つ目は、「私は愛されている。必要とされている」と実感できることです。

 大事なのは、これら三つの要素は互いにリンクしあっているということ。一つ目が難しくても、二つ目や三つ目の要素を強化すれば、徐々に一つ目も強くしていくことができます。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
メンタルヘルスライフ

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 12月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 12月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 11月号

一生お金に困らない!お金がどんどん増える本 ミニサイズ新装版

まんがで分かる!やせる食べ方

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ