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こころのトリセツ

飲み会や集まりが苦手

2014年6月2日

何もしたくなくなるのは、弱った自分を守るための大事なメカニズム

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 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 飲み会に誘われることがとんでもなく苦痛になることがあります。

 疲れていると、人は「集まり」が苦手になり、一人きりでいたくなるものです。このような状況を「引きこもり」とか「社交性がない」と呼んで、ネガティブなイメージを抱く人が多いかもしれません。

 でも、人間は危機に陥ったときに「自分を守る」ために「引きこもろうとする」本能を持っているのです。

 身内の死に直面したり、けがや病気をしたりしたときは、その人の生きる力(戦力)はがくんと落ちます。こんなときは下手に外に出るより家にこもっているほうが、危険を回避できる。だから心身は自然な流れとして「引きこもりモード」になります。

 食欲も性欲も知識欲もなくなり、楽しいことを味わいたいという気持ちもなくなる。なぜなら、弱っているのに楽しいことに興味を抱くと、外に出たくなって、結果、外敵に狙われてしまうからです。何もしたくなくなるのは、弱った自分を守るために非常に大事なメカニズムといえます。

 このような本能的な引きこもりモードが、人間には原始時代から脈々と受け継がれてきました。

 ところが、現代人の引きこもりはちょっと様相が異なってきています。健康で、特に身近な人と死別したわけでもないのに、引きこもりたくなってしまう。それは、心が疲れ果ててしまっているからなのです。

 心の疲れの背景にあるのは、膨大な情報量、昼も夜もない活動時間、移動の激しさなど。特に「不安をかきたてるような情報」は感情を大きく揺さぶり、心を疲れさせる最たる要因となります。

理想的な引きこもり期間は、3日から1週間

 人に会うのが怖くなる、会うとすごく疲れてしまう。そんなときは、人と会うことを自ら制限し、引きこもるのが賢いやり方です。

 病院が術後の患者を「面会謝絶」にするのは、エネルギーをすり減らす原因となる「人との関わり」を断つことが、回復にとって大切だからです。「元気になるため」と割り切って、罪悪感や劣等感などを抱かず引きこもりましょう。

 目安としては、土日も組み合わせて3日から1週間、休養をとるのが効果的です。しっかりと睡眠をとり、日中は空をぽかーんと眺め、人や物音などの刺激が少ない場所でぶらぶらする。ゆったりすることで体本来の治癒力が働いて、心の疲れを癒やすことができます。

 がんばり屋の人ほど、「何か効果的に休養できるやり方を見つけよう」なんて策を練ってしまうものですが、パソコンの調子が悪くなったとき、あちこちいじるよりも再起動させるのが効果的だったりするのと同じで、まずは休息です。

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