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美容医療のボトックス注射を受ける前に

2014年5月23日

見た目のアンチエイジングで体も若返る!?

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ボツリヌス毒素を無毒化して筋肉を緩める「ボトックス注射」

 この連載を読んでくださっている皆さんなら、アンチエイジングは食事や運動などの毎日の生活習慣が大切ということは、しっかり学んでいただけたと思います。でも、美容医療への関心もきっと高いと思います。「見た目のアンチエイジング」も、アンチエイジングの一部であることは確かです。今回は最近話題の美容医療のひとつ、「ボトックス注射」についてお話しします。

 「眉間のしわをとる」という目的で、近年「ボトックス注射」が普及してきています。

 ボトックス注射は、食中毒の原因としても知られる「ボツリヌス菌」の毒素を無毒化したボツリヌス毒素製剤を注射するもの。神経から筋肉への刺激を伝達するアセチルコリンという物質を抑えることで、筋肉の収縮を弱める効果があります。日本では現在、目の周りがピクピクする病気の「眼瞼けいれん」(時々まぶたや目の周りがピクピクするのは疲れ目の症状で眼瞼けいれんとは異なります)、顔面がけいれんし続けてしまう「片側顔面けいれん」などの治療法として「ボトックス(R)」(グラクソ・スミスクライン社)が厚生労働省の認可を受けて保険適用となっています。最近ではワキの多汗症の治療にも認められました。

気になる眉間のしわ、ボトックス注射で何とかしたいと思っている人も少なくないはず。

 一方、美容目的の自由診療として、「65歳未満の成人における眉間の表情シワ」に限り「ボトックス・ビスタ(R)」(アラガン社)の使用が認められています。ここでお気づきのように、「ボトックス(R)」および「ボトックス・ビスタ(R)」は商標で、日本で厚生労働省の認可を受けている薬の名前ですが、これが広まって、その他の薬剤についても「ボトックス注射」といわれています。実際には他の海外製剤を医師の裁量で個人輸入し、眉間のしわ以外に、おでこや目尻、ほうれい線、首のシワなどに使われるケースが増えてきており、安価な中国製、ロシアや中東の製品などは問題があると指摘されています。

副作用についても知っておこう

 ボトックス注射の治療は、シワの位置や左右差、深さを医師がよく観察して薬の量や針を打つ場所を決めて、注射をします。メスを使うことがなく、治療時間も短く、効果も1~5日後には実感できます。ボツリヌス菌の毒素の影響で、シワをつくっていた筋肉が緩み、シワが目立たなくなります。個人差はあるものの、効果は3~6カ月程持続し、元に戻ります。効果を持続させたい場合は、定期的に注射を打たなければなりませんが、抗体ができないように3~4カ月以上間隔を空ける必要があります。

 一方、副作用としては、まず内出血や出血斑があります。これは100%防ぐことは難しいのですが、注射前に冷やす、細い針を使う、圧迫するなどの方法で、リスクを減らすことができます。また、注射した部分が腫れたり、赤くなったりすることもあります。多くは数時間で消えるといわれていますが、まれにアレルギー反応で長引くことがあるので、アレルギー体質の人は注意が必要です。妊婦さんは禁忌とされているなど、注意点もあります。

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Profile
坪田 一男
坪田 一男(つぼた かずお)
慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表。1955年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。ハーバード大学留学、クリニカルフェロー修了。2000年より最先端のアンチエイジング医学を学び、医療界に積極的に導入。現在、日本抗加齢医学会理事長、日本再生医療学会理事、学会誌「アンチエイジング医学」の編集長、慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表などを務める。南青山アイクリニック手術顧問を務め、眼科専門医による安全なレーシック(近視手術)の提供・指導も行う。『ごきげんな人は10年長生きできる』(文藝春秋)など著書多数。http://www.tsubota.ne.jp/
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