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生活リズムが握る美肌のヒミツ

2014年4月30日

GW前の今こそ意識したい! リズム・コンシャスな生活のススメ

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 皆さま、こんにちは。“愛と情熱のデルマトロジスト”、六本木アオハルクリニック院長の小柳衣吏子(こやなぎえりこ)です。「早いもので4月も終わり。新年度に入って1カ月が経ちましたね。職場を移って生活パターンが変わったり、歓送迎会が続いたりと、何かと生活リズムが乱れがちだ思います。

 そんな今の時期だからこそ、10年後の美を求める女性たちに、ぜひ私がお伝えしたいこと。それは、「リズム・コンシャスになりましょう!」というメッセージです。

 リズム・コンシャスになるとは、つまり、規則正しく生活リズムを整えましょう、ということ。

 昔から聞き慣れてきた当たり前過ぎることとお感じになるかもしれませんが、その重要性が医療分野全体で再認識されているって知っていましたか?

 キーワードは、「時計遺伝子」。24時間周期の地球上に生きる人間の体は、24時間の中で、その時間帯にとって最も適切になるように、体温や血圧、睡眠・覚醒など、生命に関わる生体機能のバランスをとっています。一番分かりやすいのは睡眠で、夜になると眠くなり、朝になると自然と目が覚めますね。これは、睡眠に関わる「メラトニン」というホルモンが関係しています。

 また、病気の症状に関しても、例えば、喘息の発作は早朝に出やすいなど、時間に深く関係することはすでにわかっていて、時間帯に応じた投薬のタイミングについても応用が進んでいます。

 このように、私たちの体の機能は「体内時計」に支配されていて、その体内時計を生み出しているのが、時間を司って様々なホルモンの分泌に関わる「時計遺伝子」。高血圧や糖尿病といった生活習慣病の予防には、この時計遺伝子に従った規則正しい生活をすることがカギに。「時計遺伝子」は、医学の分野で最も“ホット”なキーワードなのです。

 そして、肌ももちろん、時計遺伝子に支配されています。

 例えば、表皮の細胞分裂は夜の23時頃に最も活発になります。古くなった細胞がはがれ落ち、美肌をつくる新しい細胞が生まれる、いわゆる「シンデレラタイム」ですね! また、皮膚の血流量やアミノ酸含量も夜間に多くなります。つまり、「新しい肌をつくる最適な環境」は、夜の時間帯に整うというわけです。

 一方、日中の肌の機能は「外的な刺激から肌を守る」ことに重きが置かれます。例えば皮脂の分泌! バリア機能を高めるために、皮脂の生成は正午頃に最も増えます。ランチタイム後の化粧直しで「テカってる!」と感じるということは、時計遺伝子がきちんと働いてくれていると思ってもいいかもしれませんね。また、皮膚のバリア機能に関わるタンパク質の一つに「フィラグリン」という物質があるのですが、このフィラグリンを生み出す遺伝子の発現量は日中に高まることもわかっています(逆に、夜間はバリア機能が低下するということ。夜にゴシゴシと力を入れて洗顔をしたり、夜通しカラオケでどんちゃん騒ぎをしたりするのは、肌にとってかなりの負担になると心得ましょう!)

皮膚のサーカディアンリズム
データ:THE EXPERIMENT & THERAPY No.707 2012 p49 に掲載の図を改変

 「肌老化の原因の7割は紫外線ダメージ」ということは、以前にもお話しましたが(「肌老化の原因の7割は紫外線~春のUV対策」)、肌の紫外線防御パワーにも時計遺伝子は関わっています。

 肌の紫外線防御遺伝子が活性化するのは日中ですが、ハワイなど海外への旅行の際は要注意! 時差ボケで体内時計が乱れた状態で紫外線を浴びると、紫外線防御遺伝子がきちんと働いてくれず、余計に紫外線ダメージを受けやすくなります。バカンスは楽しみつつ、時差ボケを整えてあげることも大事な日焼け対策になるということです。

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Profile
小柳衣吏子
小栁衣吏子(こやなぎ・えりこ)
アオハルクリニック院長
1972年福岡県生まれ。98年、順天堂大学医学部卒業後、同大学病院勤務などを経て、2011年よりアオハルクリニック院長。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会専門医。 アオハルクリニックHP:http://www.aohalclinic.jp/ ブログ:http://ameblo.jp/aohal-koyanagi/
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