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こころのトリセツ

親友がいない

2014年5月19日

見つけたいのは「妄想の親友」ではなく、何人かの「つながり」

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 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 クライアントと話をしていると、「自分には本当の親友がいない」という言葉が出ることがあります。社会の中で懸命に戦い、疲れ果ててしまったとき、ふと誰かにつらい思いを吐き出したくなる。けれど、その受け皿となってくれるような親友がいない、と言うのです。

 そもそも親友って、どんな存在でしょう。困ったときに、すぐに駆けつけてくれる人、自分の内面をすべて打ち明けられる人……だとしたら、現代は、親友を作りにくい社会です。

 ひと昔前なら、親友を作ることは、わりと簡単なことでした。

 一生涯を同じ地で暮らし、ほぼ変わらない人間関係の中で生きるという環境であれば、経験や価値観を共有できる人と出会う確率は高く、長い付き合いの中で関係も自然と深めることができたでしょう。

 ところが現代は、交通手段も情報も発達し、出会う人の数の多さは過去とは比べものになりません。仕事の同僚、趣味のサークル仲間、大学時代の仲間と、人間関係はどんどんシャッフルされ、更新されていきます。固定した人間関係を作りにくい時代なのです。

 それでも、つらくてひとりぼっちだと感じるときには「親友がいたらいいな」と思うものです。ただ、注意したいのは、ピンチのときはつい、100点満点の親友を想像してしまうことです。

 「こんな家族っていいな」「こんな恋人がいたらいいな」と思うのと同じで、テレビドラマや小説に出てくるような、完璧なイメージの親友像を作りあげてしまう。でも、そのような親友は実際にはなかなか見つからないから、「私には親友がいない……」と思い続けてしまうのです。

“ルフィ”のようにいろいろな個性の仲間を作ろう

 人は一人で生きてはいけません。そして、生きる中で本当に役立つのは、“妄想の親友”ではなく、何人かの「つながり」ではないか、と私は思っています。

 例えるなら、少年漫画『ワンピース』の主人公、ルフィ。彼の親友は、一人ではありません。“麦わらの一味”の仲間たちは、欠点も長所もあるけれど、それぞれ得意分野を持っています。

 それと同じようにあなたの周囲にも、いろいろな個性、得意分野を持った人たちが集まっています。その中で、いろいろなジャンルの人とバランスよく付き合っていくことが、いつしかあなたを支える「つながり」に成長するのです。

 つながりがあれば、困難に遭遇したときにも誰かが力になってくれるものです。お金のこと、仕事のこと、病気のこと、人間関係の悩み……テーマごとに「あの人に聞こう!」と顔が思い浮かぶようなつながりがあれば、かなり心強いでしょう。

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