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レーシックは本当に危険?

2014年4月18日

眼科医が語る! レーシック手術を受ける前に知っておきたいこと

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 昨年末に消費者庁が「レーシック手術の4割に不具合。リスクをよく知って安易に受けないようにと発表、メディアで報道されました。レーシックに取り組む眼科医の間では、日本だけでなく世界中で、「え? なぜ?」「日本ではいったい何が起きたの?」とびっくり仰天なニュースとして伝わり、僕の友人からもたくさんメールが届きました。20歳のプレゼントにとレーシック手術をしてあげた娘からも、「レーシックって危険な手術だったの!?」と聞かれ愕然。そんな危険な手術を、大事な患者様や娘や息子にするわけがないでしょう! と説得するのが大変でした。

メガネ、コンタクトレンズに並ぶ第三の矯正法「レーシック」

 レーシックは世界中で最も多く行われている手術であり、アメリカでは年間およそ100万件、世界でおよそ400万件の手術が行われていると報告されています。近視や遠視、乱視を矯正するための方法として、メガネ、コンタクトレンズに並ぶ有効な選択肢となっています。それがどうして今回のような報道になったのか、理解できないところもありますが、ただし、レーシックについて、手術を決める前に皆さんに知っていただきたいことはたくさんあります。

大切な目の手術だからこそ、正しい知識で臨んでほしい。

 僕はもともと角膜治療を専門としていて、たくさんの角膜移植や角膜の病気の治療に取り組んできました。レーシックに用いられているエキシマレーザーが眼科の治療に登場したのは1980年代。その後、1990年にレーシックの手術方法が開発されました。この流れを受けて、日本でもレーシックなどの角膜治療をしっかりと行う専門施設が必要と考えた眼科医が集まり、1997年に南青山アイクリニックという角膜治療専門のクリニックが誕生しました。僕はその手術顧問としてレーシックの取り組みを始め、今年で17年目を迎えます。南青山アイクリニックではこれまでに総計6万件以上の手術を行ってきました。そうした専門医の立場から、今回はレーシックについて少し解説したいと思います。僕はレーシックなどの目の治療はアンチエイジングのひとつと考えているので、ぜひ多くの方に正しい知識をもっていただきたいと思います。

 もし、レーシックを受けたいけれど、報道を聞いて怖くなってあきらめている、という方がいたら、それはとても残念なことです。ドライアイなのに無理をしながらコンタクトレンズを使用している方などには、レーシックはより健康的な選択肢だと言えます。安心・安全に手術を受けていただき、満足いく結果を得るために、患者様にもぜひ治療について、正しく知っていただくことが大切です。これからは、どんどん医療技術がすすんで、こういった医療リテラシー(治療についての理解を深めること)が非常に重要になってくるでしょう。

そもそもレーシックってどんな手術?

 レーシックは角膜(目の黒目の部分の表面にある透明な膜)にレーザーをあてて、角膜を微細に削ってカーブを変化させることで、近視や遠視、乱視の屈折異常を矯正する治療です。

 レーシックの特徴は、角膜の表面を薄くめくって、角膜の内部にレーザーをあてて角膜のカーブを調整し、その後めくった角膜をもとに戻すこと。そのため傷が少なく、手術時間も短く15分程度。点眼麻酔でほとんど痛みがなく、何より手術直後から視力が回復してそのまま帰宅できるため、患者様に負担の少ない手術です。

 その利点が、逆に安易に考えられがちな部分でもありますが、忘れてはいけないのは、レーシックは外科的な手術ということ。人の体に少しでもメスを入れるということは感染の危険がありますし、手術後、何らかの治療を行う可能性もゼロではありません。ですから、レーシックだけを行える施設ではなく、眼科医療全般に精通した眼科専門医のもとで受けていただきたいと思います(ちなみに、僕たち信頼しあう全国の眼科医でつくった「安心LASIKネットワーク」では、レーシックによる感染症の報告はゼロです)。それ以外にも、レーシック手術を受けるまでに患者さまの側に知っておいてほしいことがありますので、「レーシックでハッピーになるためのポイント」について少し解説します。

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Profile
坪田 一男
坪田 一男(つぼた かずお)
慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表。1955年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。ハーバード大学留学、クリニカルフェロー修了。2000年より最先端のアンチエイジング医学を学び、医療界に積極的に導入。現在、日本抗加齢医学会理事長、日本再生医療学会理事、学会誌「アンチエイジング医学」の編集長、慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表などを務める。南青山アイクリニック手術顧問を務め、眼科専門医による安全なレーシック(近視手術)の提供・指導も行う。『ごきげんな人は10年長生きできる』(文藝春秋)など著書多数。http://www.tsubota.ne.jp/
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