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こころのトリセツ

お金のことを考えると不安

2014年4月21日

心身エネルギーが下がると、お金のとらえ方もネガティブ傾向に

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 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 生きていくうえの「自信」と「お金」が、強くつながってしまいがちなのが現代。お金がないとどうしても心が乱され、不安になってしまうものです。

 給料が少ない、ボーナスが減った、貯蓄額が少ない……こんなことが話題にあがると、暗くなる。あるいは、お金のことを考えるとネガティブになるだけだから、いっそのこと考えないようにしている人もいるかもしれません。

 実は、うつ状態になると、お金のとらえ方にもゆがみが生じやすくなります。たとえば、銀行にまだ十分な残高があるのに「自分はどんどんお金を失っている」とか、「自分は大損をしてしまった。今あるお金だけでは、この先絶対にやっていけない」とかたくなに思い込んでしまう。

 精神医学ではこのような状態を“貧困妄想”と呼びます。

 そこまでいかなくても「疲れたな」とか、「むなしいな」と感じているときにお金のことを考えると、どんどんネガティブになってしまうものです。なぜなら、心身のエネルギーの低下と自信の低下、そしてお金に対する不安は、互いに密接に関わっているからです。

 人が毎日、元気に生きるベースとなるのは「この先、自分は生きていける」という自信です。

 たとえば、原始時代の人間の自信のベースは体力でした。当時は15歳にもなれば体力的には一人前です。動物を仕留めることができるし、農作業もできる。集団の中で一人前と見なされる、ということは、その人の揺るぎない自信となりました。

 ところが現代は、もはやそんなシンプルな時代ではありません。体力は必要とされない代わり、生きていくための糧も、着る服も、すべて「お金」がないと手に入れられません。人の自信や存在価値を「お金」が握るようになってしまったのです。

現実的な対処で、お金への不安をコントロールする

 極端にお金が足りないわけではないのに「もっと欲しい。まだ足りない」と不安を感じている人がとても多いと私は感じています。

 日本はまだ不景気ですから、30代でも「よし、自分も一人前」と思えるような年収を稼ぐことが難しい。「年収比較サイト」についアクセスしてしまうのも、お金で自分の価値を探ろうとする表れでしょう。

 かといって、昔は良かった、という話をするつもりはありません。

 現代人が自分の価値をお金ではかる傾向にあるのは事実であり、お金がなくて不安になるのは当然だからこそ、現実的な対処が必要です。

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