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年収500万円では結婚する気になれません

2014年3月31日

取材から2年半後、結婚した男性と結婚しなかった男性の違い

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 ロスジェネ未婚男たち50人の「その後」を追ってあれこれ感想を述べる本連載、いよいよ最終回である。本当はもう少し続けたかったのだが、12人は再取材ができなかったために38人目で終わりを迎えた。その理由は前回記事を参照してほしい。

 取材させてくれた38人(平均年齢33.9歳)のうち、結婚していた人は15人。半数に満たない数字である。

 取材先のほとんどが僕の友人なので「身びいき」も込めて言うが、残りの23人は変人ぞろいではない。気軽に取材に応じてくれ、楽しく語りながら飲み食いできる穏やかな人がほとんどだ。中には「一人でいることが好きなのです」と言い切る修行僧のような人もいるけれど、大多数は「いずれは結婚したい」という意思を持っている。

 ではどこが違うのか。最もわかりやすい特徴は、残念ながらお金である。結婚した人の平均年収が661万円なのに対して、結婚していない人は584万円であった。なお、結婚していない人の平均値は年収2000万円の渉外弁護士が一人で引き上げているため、彼を差し引くと520万円となる。

 今どき520万円も稼いでいれば十分な金額だ。女性にモテないわけでもない。実際、看護婦や患者からモテまくっているのに学歴主義者の母親に結婚を阻まれている医者なども含まれている。

 しかし、彼女のいない人(13人)になるとやや深刻になり、平均年収は444万円だ。さらに、前回の取材時(2008年7月~2009年7月)も今回(2011年1月~2014年2月)も恋人がいなかった人となると398万円になり、400万円を割り込んでしまう。

 年収400万円では恋愛する気にもなれないのは、数年前に年収360万円を体験した僕の実感でもある。月収30万円というと「悪くない」と感じるが、家賃や税金などを差し引くと食費などに使えるのは10万円程度で、旅行や外食を楽しむ余裕はない。都会の借家暮らしではかなり苦しい年収なのだ。実家に戻れば楽になるのかもしれないが、30歳を過ぎて経済的な理由で実家暮らしの男性に彼女ができる可能性は低い。というか、本人に「その気」がなくなる。

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大宮 冬洋
大宮 冬洋(おおみや・とうよう)
大宮 冬洋(おおみや・とうよう) フリーライター。1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職するがわずか1年で退職。編集プロダクションを経て、2002年よりフリー。『日経ビジネスアソシエ』『プレジデント』『きょうの料理ビギナーズ』『dancyu』などで執筆。著書に『30代未婚男』『ダブルキャリア』(共に共著/NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵〈ストーリー〉』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(共にぱる出版)がある。日々の楽しみは食べること。食生活ブログをほぼ毎日更新中。毎月第3水曜日には、読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を西荻窪で開催。
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