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ロスジェネ男子、再取材拒否12人の「理由」

2014年3月24日

未婚男性50人のうち、2年半後の再取材を断った12人の今

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「つむじの髪の毛が元気なくなりましたね」

 久しぶりに会った10歳下の女友だち(美容師)からこんな指摘をされた。まさか~と思って2つの鏡を使って頭頂部を見てみると、確かに薄くなっている。わずか3年ほど前までは髪が多すぎて困っていたぐらいなのに薄毛で悩む日が来るとは思ってもいなかった。

 僕は今年で38歳になる。学生時代に就職氷河期を経験したことからロストジェネレーション(1972~1982年生まれ)と呼ばれてきた。ただし、景気が多少回復しても大企業の「厳選採用」や非正規雇用の拡大は止まらなかったために、僕たちの世代だけが損をしたという感覚はなくなっている。1998年あたりを境に、日本全体がロスジェネというか黄昏の時代を迎えたのかもしれない。

 6年前、合コン後の「男性だけ反省会」が楽しいから同世代の未婚男性と飲みながら対談しまくろう! という軽いノリで始めた連載が、「ロスジェネ世代の叫び! ボク様未婚男のリアル」(2008年7月~2009年7月掲載)だった。登場してくれた50人の平均年齢は30.4歳。彼女がいる人は17名(34%)に過ぎず、「結婚はいつかしたいけれど、その前にモテ期を体験してみたい!」といったお気楽な発言に溢れていた。久しぶりに読み返してみたら、「明るいなあ。老いの影がまったくない」という感想を抱いた。

 未婚男同士で語り合うのに飽きてきた頃、僕自身も当時同棲していた彼女と結婚することになり、取材先を同世代の既婚男性へと切り替えて、連載タイトルも「ボク様卒業への道」(2009年8月~2010年12月)に変えた。

 しかし、45人目に達したあたりで僕の結婚生活は破綻の兆しを見せ始め、最後の5人は離婚経験者にインタビューして指導を仰いだ。「安易に別れないほうがいい。つなげ、つなぐんだ!」と親身にアドバイスされたが、結局は離婚してしまった。半ば自棄になって始めた連載「ロス女vsボク様50番勝負」(2011年1月~2012年12月)は、インタビュー途中で取材相手の女性を口説いて撃沈を繰り返すという下品な内容となり、良識派の読者から大いに不評を買った。今ではいい思い出である。

 本連載「ロスジェネ世代の男ゴコロを徹底レポート」(こちらも2011年1月~)は、かつての「ボク様未婚男」たちを2年半ぶりに訪ね歩いてみる企画だった。月1人ペースだったので、38人を訪ねるのに3年間もかかってしまった。人によっては5年ぶりの再会となり、お互いに太ったりしわが増えたり髪が薄くなったりしていて歳月の流れを感じることになった。再取材に応じてくれた人の平均年齢は33.9歳。一緒に年をとるから「同世代」なのだ。

 2年半~5年の間に結婚していた人は15人に達し、結婚率は4割弱であった。もともと結婚とは縁遠い「ボク様未婚男」たちが母集団なので、意外と高い比率だと思う。ちなみに僕も連載途中で再婚をし、今のところは穏やかに暮らしている。

 さて、本連載の主題は「結婚」なので、結婚した男性と結婚しなかった男性の違いが気になるところだ。しかし、それは来週に回すとして、「ボク様未婚男のリアル」の登場者50人のうち再取材に応じてくれなかった12人について触れておきたい。

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大宮 冬洋
大宮 冬洋(おおみや・とうよう)
大宮 冬洋(おおみや・とうよう) フリーライター。1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に就職するがわずか1年で退職。編集プロダクションを経て、2002年よりフリー。『日経ビジネスアソシエ』『プレジデント』『きょうの料理ビギナーズ』『dancyu』などで執筆。著書に『30代未婚男』『ダブルキャリア』(共に共著/NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵〈ストーリー〉』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(共にぱる出版)がある。日々の楽しみは食べること。食生活ブログをほぼ毎日更新中。毎月第3水曜日には、読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を西荻窪で開催。
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