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ブラック企業はなぜヒドい仕打ちをするのか

2014年3月25日

就活生必見!ブラック企業のブラックな思惑

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 この連載の著者であり、『ブラック企業に倍返しだ!弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマ・ドット・コム)の著者でもある弁護士の岩沙好幸先生による、ブラック企業に関する講座。今回は、なぜブラック企業が社員にヒドい仕打ちをするのかを説明してもらいます。

 企業は求人募集に寄せられた多くの人たちの中から、熱意や目標を持ち、求める能力と合致する人を採用しているはずです。では、なぜブラック企業はさまざまなひどい仕打ちを社員にするのでしょうか?それはブラック企業には次のような思惑があるからです。

ふるいによる大量離職を見越しての大量採用

 ザ・ブラック企業の特徴のひとつとして大量採用があげられます。社員の人数に不釣り合いな人数を新卒募集で入社させている場合もあります。

 実は、大量採用の段階から、ブラック企業の思惑は始まっています。必要ないと判断した社員を辞めさせる、つまり大量離職を見越して大量採用を行っているのです。そして、ここまで触れてきたキツすぎ・安すぎ・プレッシャーといった仕打ちを社員に行い、ふるいにかけて、会社にとって使い勝手の良い人間であるかを判断します。

 必要ないと判断した人間には、給料などのコストをいつまでも支払いたくない、長く働かれると昇給を主張してくるなど、会社にとって不都合なことが起こる可能性もあります。だから、その前に自主退職に追い込んでしまおうという目論みで圧迫するのです。

 大量採用で入った新入社員がひとり、またひとりと辞めていき、1年後には大半が辞めてしまっているという会社も存在します。これは企業にとって不測の事態ではなく、予定通り。新社会人にとって、一生に一度しかない新卒入社をブラック企業の思惑によって潰されてしまっています。

自己都合退職なら、後の労働トラブルを回避できる

 社員を辞めさせる際に、自己都合退職に追い込むようなパワハラを行うのは、自己都合退職が会社にとって一番リスクのない退職形態だからです。自己都合退職なら会社に非はありません。面倒なことが起こらないよう、自分たちが優位に立てる辞めさせ方をしたいという思惑が働いているのです。

 退職の形態はほかに、会社都合退職、解雇などがあります。会社都合退職は会社が社員に退職してほしい旨を申し出て、社員が承諾することで成立します。退職勧奨を受けた社員が仕方なく受け入れたというケースも会社都合退職に該当します。

 解雇は、会社の都合だけで一方的に社員を退職に追いやることです。「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする」と解雇に関する決まりが労働契約法で定められており、よほど会社側に正当な理由がない限り、許されるものではありません。

 したがって、企業としては社員を解雇すると不当解雇を巡っての労働トラブルとなる可能性がつきまとうのです。

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