女性にとって人生の一大イベントでもある出産費用にはいくらかかるのでしょうか。4月に帝王切開分娩で長女を出産したのですが、差額ベッド代に約30万円(1泊約4万円で7日間)、帝王切開分娩に約70万円(3割負担)と、総額で100万円近くかかりました(帝王切開の場合は健康保険の対象のために、1ヵ月の自己負担限度額を超える部分は高額療養費として後から払い戻しがあります。差額ベッド代は対象外です)。出産育児一時金として42万円の支給があるので、病院の窓口でのお会計は約60万円になりました。

 厚生労働省の調べ(2010年8月)によると、出産費用の全国平均は47万3626円です。都道府県別で差があり、最も高かったのは東京都の56万3617円、次いで神奈川県の52万172円、最も低かったのは鳥取県の39万1459円でした。

 出産費用は高額になるため、健康保険から「出産育児一時金」として、一児につき原則42万円が支給されます。「直接支払制度」に対応している医療機関の場合は、医療機関に合意書を提出することにより、出産費用と一時金との差額を支払うことも可能です。つまり、平均的な出産費用の場合、計算上は差額の5万円程度で済むということになります。

 しかし、実際には出産費用はもっとかかることが多いのです。出産にかかるお金は主に分娩費用(セット料金になっていることも)と差額ベッド代です。分娩をする医療機関でこの二つの料金をよく確認しておきましょう。出産費用が高額な東京都内の病院の場合、基本プランが70万円前後、差額ベッド代が1泊4万円前後ということもあります。つまり、6日間入院すると、70万円に差額ベッド代の24万円が加わり100万円近くになるということ。一時金を差し引いたとしても病院でのお会計が60万円近くになることもあるのです。

 分娩方法によっても費用は変わります。無痛分娩の場合は医療機関にもよりますが、10万円前後の上乗せ費用があることが一般的です。帝王切開の場合も自然分娩より高額になることが多いですが、健康保険の適用となるために自己負担は少なくなる場合が多いです。