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知りたい!なりたい!こんな職業

辻村深月さんに聞く小説家という仕事

2014年3月17日

独自のセンスと文才で、物語を書き上げ、次作を書き続ける

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読むと元気が湧いてきたり、人生の岐路でそっと背中を押してくれたり、

読者の心をつかんで離さない作品を生み出す小説家。

今回は、直木賞作家で2014年本屋大賞に『島はぼくらと』がノミネートされている、

辻村深月(つじむら・みづき)さんにお話を伺いました。

辻村深月さん
辻村深月さん

●小説家歴10年。34歳。既婚。
●気分転換は、仕事と無関係な小説を趣味で読んだり、DVDを観ること。
 友達との女子会や買い物も大好きな時間です。

島はぼくらと

人の心に届く物語は、豊かな発想と地道な取材から生まれる

 ミステリー作家の辻村深月さんは、推理小説はもちろん、ファンタジーや青春ものなど、いろいろなジャンルの作品で注目の人気作家です。『本日は大安なり』はTVドラマ化。2011年に第32回吉川英治文学新人賞を受賞した『ツナグ』は、翌年映画化され、映画観客動員ランキング第1位を記録した週もあるなど、多くの人に感動を与えました。

 小説を作る工程は、通常、執筆する小説のおおまかな題材やテーマなどを担当の編集者と相談。打ち合わせを重ね、取材先や内容、必要な資料を考えていきます。取材を行う場合は、編集者に対象へのアポイントを取ることなどの調整をお願いします。今執筆中の『ハケンアニメ!』という、アニメ業界で働く女性たちを主人公にした小説の場合、これまでに20カ所近くの取材や見学を行ってきました。

 殺人などの犯罪や事件を扱うミステリーというジャンルの場合、「こんな事件を扱いたい」という想いを発想の原点とし、そこから物語を展開させていきます。子どものころから、シャーロック・ホームズや江戸川乱歩などのミステリーの影響を強く受けていたという辻村さん。「多くの面白いミステリーを、上質なお手本を読むような気持ちで愛読してきました。それらの話の中に登場する美しい解決方法に、少しでも近づきたいと思って創作しています」

初小説は小学3年生。高校生のときに書き始めた長編でデビュー

 辻村さんは小学生のころから、小説に限らず、映画、漫画、アニメ、ゲーム、ドラマなど、フィクション全般が大好きでした。いつか、フィクションを鑑賞するだけではなく、その向こう側で作り手として関われる仕事に就きたい、と願っていたそう。「小説を選んだのは、それが一番気軽な方法だったから。絵心もいらないし、一人でも紙とペンがあれば始められます。初めて作品を書いたのは、小学校3年生のときでした」

 小説家としてデビューするには、コンクールに応募して新人賞を受賞するケースが一般的です。辻村さんは、2002年に千葉大学教育学部を卒業。故郷の山梨で地方団体職員として就職しました。仕事の傍ら小説を執筆し投稿。2004年、高校生のときから書き溜めた長編推理小説『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、作家としてデビューしました。

 その後、新刊を出すたびに、若い世代から中高年層まで幅広い読者に支持され、さまざまな賞の候補にも挙げられてきました。2012年、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞し、名実ともに人気作家に。「小説家のよい点として、経歴が不問ということがあります。大事なのは、それが好きで続けられる才能があるかどうか。子どもの頃に読んだ本である作家さんが“小説を書き上げたことがない人は、小説を書いているとは言えない”と書いていたことが、書き上げなくては小説ではないんだな、と強く印象に残っています」

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