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派遣社員として再就職したものの・・・(後編)

2014年3月5日

自分の目の前で、上司が派遣会社に自分の悪口を言うような状態に

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 働く女性のメンタルヘルスを考えるこの連載、前回(「派遣社員として再就職したものの・・・」)に引き続き、自治体の相談業務に従事する産業カウンセラーKさんの事例を紹介する。Yさんのもとへ通うNさんは派遣社員として勤め始めた再就職先で仕事がうまくいかず悩んでいた。

 数週間後、Nさんは2回目の相談に訪れた

 体調を聞くと、不眠の状態は続いていた。お休みの日の昼間は昼寝ばかりしているようだった。おろそかにしたくなかった家事もできないことが多くなり、ご主人から派遣の仕事が大変で家のことができないなら仕事を辞めてほしいと言われ落ち込んでいた。

 Nさんは、慣れることのできない職場環境を話し始めた。

 派遣2日目以降、Nさんは仕事内容をメモに取りながら覚えようと努力していた。わからないことを聞くと、「この前言いましたよね」と強い語調で言われ、落ち込んだ。自己嫌悪に陥りそうだった。

 若い上司は外出が多く、不明点を聞きたいときにすぐに聞くことができない。時間に制約のある作業はほかの人にも迷惑をかけるため、別の社員に教えてもらうこともあったが、ため息をつかれたり、「前仕事してたんですよね?」と嫌味っぽく言われることもあったと言う。

 ある日、編集長が一本の電話を受けた。

 「ああ、お世話になっています・・・」声の大きな編集長の会話は、静かな職場でよく響いた。「そうですね。ほら偉いから彼女、残業できないし、でもきついこと言うと辞めちゃうでしょ。困るから。派遣さんでも・・・」

 電話の相手が派遣会社のコーディネーターだと言うのは誰でもわかった。誰もデスクから顔を上げなかったそうだ。しかし、メールで会話をしているのか、クスクス笑う人もいたらしい。

Nさん「怖かった。私の話をされていると思いました」

Yさん「自分の話を電話でされていると?」

Nさん「電話もそうですし、周りの社員もメールで私のわからないように私のことを話しているのではと思いました」

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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