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完璧主義者の母の押し付けをかわすには

2014年3月5日

「完璧でいつも正しい母―間違った娘」という母娘パターン

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 本連載コラム編、今回は「完璧でいつも正しい母―間違った娘」という母娘パターンを取り上げます。

 「完璧でいつも正しい母」というのは、文字どおりに、母がいつも正しいというわけではありません。いつも完璧で正しい人など存在しません。どんな偉人だろうと人格者だろうとも、失敗や間違いは犯します。それが人間というものです。ですから、ここでいう“正しさ”というのは、皮肉な意味のものをいいます。

 ここで取り上げるのは、まずは、いわゆる完璧主義の母。
 また、娘に手を尽くし、一見完璧で素敵なお母さんに見える母の重苦しさを取り上げたいと思います。

【ケース1】
 C子さんのお母さんはいわゆる教育ママでした。

 口うるさく厳しい母と思春期にはぶつかることもありましたが、母から謝られたことは一度もありません。

 母の教育ママっぷりは、C子さんが大学進学を終えると、受験がひと段落したことでおさまりましたが、今度は就職に厳しい条件を出します。

 母の怒りかたというのは、どちらを選択してもブツブツ言うというもの。つまりAという道を選択すれば「Bがよかった」、Bを選択すれば「Aがよかった」と、とにかくなんにでも文句をつけるのです。そして、どちらでどんな結果が得られようが、母は満足しませんし、たとえ母の言うとおりにして失敗しようが、母が謝ることはありません。

 年頃になったC子さん。今度は母が半ば強引に勧める見合い相手との縁談に、うんざりしています。

【ケース2】
 D子さんの母はとにかく愛情深く、子育てに手をかける人でした。

 D子さんは子どもの頃、母の手作りのお菓子しか食べたことがありません。原材料も厳選し、甘さ控えめ、身体にいいものを選ぶ母。ファストフードや市販のスナック菓子などもってのほかで、ジャンクなものは自分の子どもたちにいっさい口にさせませんでした。

 おからや野菜のカップケーキ、かぼちゃとあずきを添えた手作りのアイスクリーム……。

 でも小学校の高学年のときに、友だちの家でポテトチップなどを食べさせてもらったD子さん。おいしかったので、家でもそういったお菓子が食べたいと母にお願いしました。

 でも母は頑として受け付けず、母の信念を貫き通しました。

 たしかに母の手作りお菓子も好きだったし、ありがたみもわかります。けれど、いっぽうで流行りのお菓子や学校の帰りに寄り道して食べるファストフードなど、友だちとの話題にもついていけず、大人になった今でも、D子さんには苦い思い出となって残っているのも事実なのです。

【解説】

●完璧主義の母の望みは際限なく

 ケース1のような母は「成功」「勝ち組」「一流」といった言葉に弱く、成功か失敗か、勝ちか負けかといったように、物事を白か黒かの二択で判断します。

 完璧主義で、100点でなければ価値がない。98点でも足りない2点を責めてくる、否、100点でもまだ足りないと責めてくるタイプです。そんな母も完璧主義者の母のもとに育っていることが多い。

 しかし、娘がどう頑張っても、決して母の満足する結果など得られません。なぜなら彼女たちのようなタイプの母に、満足など存在しないのですから。

 どれだけやっても、いくら頑張って成果を上げても、母がそれでよしとしてくれることはないでしょう。

 彼女たちの求めることには際限がなく、むしろまだやれるはずだと、激励という名を借りて、娘にむち打つことでしょう。

 それでも、娘は母の喜ぶ顔が見たい。

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Profile
大川内 麻里
大川内 麻里(おおかわうち・まり)
1977年、福岡県生まれ。著述家・編集者。自身の被虐待や母娘関係の問題、不登校や高校中退(大検を取得し進学。心理学専攻)、離婚、うつ病などの実体験をもとに活動。
執筆、講演や心理相談のほか、出版やイベントのプロデュースも手掛ける。
naked heart代表。親友である元アイドルのチバレイこと千葉麗子さんとともに、自身のうつ病体験を赤裸々に綴った『チバレイ&マリの壮絶うつトーク~うつ女子ほど、仕事も恋もうまくいく!~』も話題を呼び、多くの女性たちから共感の声が寄せられた。著書に『這い上がるヒント~諦めなかったお笑い芸人30組の生き様』(東邦出版)、『うまくいかない自分から抜け出す方法』(かんき出版)ほか。『相方~ビートたけしとの幸福/ビートきよし 著』(東邦出版)の構成も手掛けた。
*公式サイト:http://naked-heart.jp/ *Twitter&Facebook:OkawauchiMari
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