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働き女子のための法律相談所

知っておきたいブラック企業の実態

2014年2月25日

「キツすぎ、安すぎ、プレッシャー」ブラック企業のお決まりパターン

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 この連載の著者である弁護士の岩沙好幸先生が編者を務めた『ブラック企業に倍返しだ!弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマ・ドット・コム)の中から、前回は「あなたの職場のブラック度をチェック!」と題し、チェックリストを紹介しました。今回は、ブラック企業の実態について紹介していきましょう。

毎月の残業時間が100時間以上になったりしてませんか?

 ブラック企業の特徴に触れていくうえでまずお話ししないといけないのは、典型的なブラック企業(ザ・ブラック企業)の多くに共通するキツすぎ・安すぎ・プレッシャーです。

「キツすぎ? 仕事が厳しいのは当たり前。甘ったれているだけじゃないの?」
「安すぎ? 会社で実績を残す前から良い給料が貰えるわけがないだろ」
「プレッシャー? 怒られることや重圧も大切な経験。そうして社会人として成長するんだ!」

と思う方もいらっしゃるでしょう。確かにごもっともです。でも、これからご説明することを知れば、そうも言っていられないと思います。これほどまでに、悪質でひどいのです。

毎月の残業時間は100時間以上が当たり前のキツすぎる毎日

 ブラック企業では、労働時間が極めて長く、朝9時の出勤から終電前まで、一日中働くというのが日常です。どこの会社でも多少の残業はあるかもしれません。忙しい時期は夜遅くまで残業をしなくてはならない日もあるでしょう。

 しかし、ブラック企業に勤めている人たちは、日常茶飯事のように夜遅くまで働いています。帰れなくて会社に泊まる、休日出勤も当たり前というブラック企業も存在します。そうしないと終わらないほどの仕事量、ノルマが一人ひとりに課せられているのです。このような生活を毎日続けていると、1ヵ月の残業時間は100時間をあっさりと超えてしまいます。100時間で済めばまだマシというようなブラック企業もあります。

 労働基準法では、1日の就業時間は8時間、1週間で40時間を超えてはならないと定められていますが、ブラック企業の多くは36(サブロク)協定という労働基準法第36条に基づく協定(労働時間の延長や休日労働の実施について)を労使と結び、労働時間を延長しています。

 36協定を結ぶことで、残業や休日出勤に関して決められた報酬を支払えば労働時間を延長しても問題はなく、さらには36協定にある特別条項を利用することで1ヵ月100時間を超える残業が違法ではなくなるのです。

 毎月100時間以上の残業が当たり前。これはものすごく恐ろしいことです。毎月100時間以上の残業は、過労死が認定される基準となる残業時間を超えているからです。

 政府が定めている過労死の認定基準では、脳内出血やくも膜下出血など、脳血管疾患によって死亡した場合、発症前の1カ月間で100時間の時間外労働、または発症前の2カ月~6カ月にわたって80時間を超える時間外労働をしていると、労災として認定される可能性が高いとされています。したがって、万が一、脳血管疾患を発症し、死亡してしまった場合、過労死に認定されるかもしれないほど過酷な仕事をしているといえるのです。

 このようにザ・ブラック企業で働く人々は、休まる時間がないほどにキツく、過労死にもなりかねない毎日と戦っています。ザ・ブラック企業は、この過酷な労働環境を平然と社員に行わせているのです。

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