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こころのトリセツ

こころのトリセツ:愚痴を言いたくなったら

2014年2月3日

「賢く“愚痴る”」技術を知って、心を軽く

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 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 つらいなぁ、と感じるとき、身近な人に愚痴を言うことができるとずいぶんスッキリするものです。とはいえ、いつも愚痴るばかりでは気が引けるし、ただの愚痴だったつもりが、その内容が噂になってしまって後悔することもあります。

 愚痴は、元をたどれば「自分のつらい状況を誰かに伝えたい」という感情から生まれています。原始時代に、「助けて」と声をあげることができない人間は、自分の命を守ることができなかった。つまり、愚痴は命に直結する大切な表現手段なのです。

 だから、言いたい気持ちを我慢していることはすごく苦しい。ただ、現代社会や集団社会では、安易に愚痴を言うと問題が起こることもあります。

 愚痴は吐き出す本人にとっては救われるものですが、それを聞いた周囲にとっては「助けてあげなくては」というプレッシャーのもとになります。心の余裕があるときには受け止められても、余裕がない場合は、聞かされるだけで負担感が増してしまいます。

 さらに、内容によって相手の心情も変わります。「職場の上司のパワハラがひどい」などというテーマなら真剣に聞くことができても、「なんだ、そんなに気にしなくてもいいことじゃん!」と思われるような話だったらどうでしょう。愚痴を聞く側はだんだんイライラしてきます。しかも愚痴の聞き役が男性だった場合はなおさらです。男性は問題が生じた場合、常に解決することを最善と考えるので「ああしろ、こうしろ」とアドバイスしたくなります。ところが、愚痴をこぼす側はいっぱいいっぱいの状態だから、なかなかその通りには行動できません。すると「せっかくアドバイスしたのに」と責められるなど、事態が悪い方向に進むこともあります。

 このように、心の余裕がなくなっている現代社会では、愚痴を言うことがかえって自分の傷を広げることにつながりかねません。だからこそ、「賢く“愚痴る”」術を知っておくことが大切なのです。

受け流してくれる人を選び、愚痴の回数は控えめに

 まず、愚痴は自分を元気にするために言うものだ、と割り切ることです。

 愚痴を言ったとしてもそれは瞬間的に消えてしまうもの。だからこそ、オーバーに言ってもいいし、相手を思いきり悪く言ってもいい。たとえ第三者から見てツッコミどころ満載だったとしても、ストレス解消のためだからいいのだ、と割り切りましょう。大事なことは、言葉にすることによってカウンセリング効果が得られる、ということです。人は言葉にしているうちに、出来事を客観視できるようになります。内省が進んだり、問題解決のための新たな発想が生まれてくることもあります。

 ただ、このような愚痴のメリットを享受するには、「誰に」「どれくらい」言うかが重要です。

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