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メンタル相談「ミスで周囲に迷惑かけてうつに」(後編)

2014年2月5日

自己肯定感が低く、いい人を演じてしまうMさん、その原因は・・・

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 働く女性のメンタルヘルスを考えるこの連載、前回(メンタル相談「自己肯定感が低く、いい人を演じてしまうMさん、その結果・・・」)に引き続き、企業の相談室に勤務するシニア産業カウンセラーHさんの事例を紹介する。

 周囲に迷惑をかけたがきっかけでうつ病になり、Hさんのもとに通うようになったMさん。自己肯定感が低く、いつもいい人を演じてしまう彼女は、両親に対してもいい娘を演じてきた。

 そんな彼女が、大きな挫折を感じたのは、大学受験のときだったという。親が入ってほしいと思っていた大学に入れなかった。それは、自分が入りたかった大学ではなかったが、親の期待を裏切ったような罪悪感に苛まれた。

 Hさんは言う。

 「Mさんの自己肯定できない大きな理由はここにあると思いました。生まれつき一人っ子で、その期待を過剰に受け取って育ってしまったのか、ご両親が立派過ぎる方で価値観が違うのかわかりませんが、何かに成功してもそれは当たり前として捉えられ、失敗は大きく感じてしまう。普通の人だと凄いことなのにそう思えない。自分は常に低いレベルに感じるので、誰からもいい子に思われるよう頑張らないといけない。大変なのは、それを無意識でやっているので、それが彼女にとっては自然なことだったんです」

 自分のミスで、トラブルが起きて、周囲に迷惑をかけることは、Mさんにとって許されない大きな出来事だったことが分かる。

 少しずつ自分の気持ちに気が付いて楽になっては来たものの、まだまだ体調の悪い状態だったMさんは、毎日の生活目標の項目で、早く復職したい気持ちの表れか、到底達成できないような目標を設定しては挫折し反省の毎日を過ごしていた。

Hさん「あなたの立てている目標は高いかもしれませんね」

Mさん「だって、体調が悪くても、私が悪いから・・・」

Hさん「苦しんでいる自分を、違う自分が見たら何て言うでしょうね?」

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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