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ブスだから女オンチ?女オンチだからブス?

2014年1月24日

自虐しすぎず、開き直らず…ただイチブスとして生きていく

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  私はもともと編集者である。
 編集者になる人の中には、「いずれは物書きになりたい」「表舞台に立ちたい」と思うタイプの人もわりといるのだが、私は「ずっと編集者がいいな」と思っていたし、こうやってコラムを書いたり、テレビに出るようになった今でも「編集者の方がよかったな」と思うことがある。

 その理由はいくつかあって、ひとつは編集者という仕事が面白いということ。
 そもそも自分の考えていることを書いたりしゃべったりするのは、私にはつまらないのである。それよりも他人の考えていることを形にする方が、私にはおもしろい。
 そして、もうひとつは「ブスが表舞台に立つと、いろいろ言われて面倒だ」ということである。

 この連載の反応にも、「あれだけブスなんだから、そりゃ女オンチにもなるよな」というものがあって、自分でも「まあそうなのかもしれないなあ」とも思うのである。

それが最大の悩みというわけでもない

 ブスのたどる道にはいくつかあると思う。

 (1)自分がブスであると自虐したおす
 (2)最大限の努力でブスを減らす
 (3)「人間は中身が一番大事である」と思い込む

 私はというと、「私ブスなので」と平気で言うが「ぜんぜんもてないんですよ~」などと自虐したおすほどでもなく、かといってブスを減らす努力は面倒くさく(メイクもしないくらいだからなあ)、そして「人間は中身が一番大事である」とも思わなくて、男にとっても女にとっても外見も中身も大事だと思っている。
 つまり、ブスであることを認めざるを得ず、ブスなりに生きていく方向を模索している、という感じだろうか。

 まあブスだから性格がいいわけでもないし、かといってブスだから性格が悪いわけでもない。性格のいいブスも美人もいるし、性格の悪いブスも美人もいる。
 そうであれば性格のいい美人が、一番もてるのは当たり前である。
 私は性格の悪いブスではあるが、面白いブスでもあるので、マニアな需要があるという感じである。

 そしてブスであることはもちろん私にとってコンプレックスではあるのだが、最大のコンプレックスというわけでもない。

 私の一番の悩みでありコンプレックスは家族仲が悪いことで、これは今も解決していない。そして仕事やプライベートの人間関係でもずいぶんトラブルを抱えていたのもつらかった(これはだいぶましになってきている)。さらに子どもの頃から身体が弱くて、いまでもあれこれ病気を抱えているのも大変で、私にとってブスという悩みはその次くらいになってしまうのである。

 同じような悩みを抱えていても、ブスが最大の悩みであるという女性も多いかもしれないが、そう思えないのが私の女オンチたるゆえんかもしれない。

小中高とそれなりに楽しい日々を送る

 私は子どもの頃から自分がブスであることを知っていた。なぜなら親も含めて周りの大人が折に触れ、私にそれを告げていたからである。
 「真紀は絵が悪いんだから額縁を何とかしないと」と、絵を顔に額縁を髪型にたとえられたときには、「自分の娘にうまいことを言うなあ」とちょっと感心したくらいである。
 鼻の形が悪いからと洗濯ばさみを挟まれたり、目が悪くなると「眼鏡をかけたらこれ以上ブスになる」と本や漫画を禁止されたり、あれこれされたものだ。

 「自分がブスなのはわかってるけど、いろいろ面倒くさいなあ」と当時から思っていたので、すでに女オンチだったのだろう。

 小学校でも「クラスの美人・ブスコンテスト」ではだいたいブスワースト3入りだったし、「かわいい子はいいな」と思ってはいたが、勉強ができたり、委員長をやったりと、それなりに目立つ存在だったので、ブスでいじめられるというほどでもなかったのだ。

 中学や高校も共学で、男子にもてるわけではなかったが、そこそこ男友達も女友達もいて、部活やら委員会やらにいそしみ、またオタクな趣味に没頭したりと、彼氏がいなくてもそれなりに楽しい日々を過ごしていたのである。

 大学に入ってからは「世の中にはブスやデブでも平気なマニアな男子がいるな」ということに気づき、そんなこんなで大学時代に知り合った彼が、25年以上のつきあいの今の夫になるわけである。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
心コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)や、『輝かないがんばらない話を聞かないー働くオンナの処世術』、津村記久子との対談集『ダメをみがく――”女子”の呪いを解く方法』(紀伊國屋書店)など著書も多数。公式サイト http://www.tact-planning.com
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