前回のダイエットオンチの記事で、かつては80kg以上体重があったことを書いたが、その当時にしみじみと感動したことがある。
学生時代の体重は55kgだったので、そこから25kg以上太っているわけだから、久々に会う友人には、私のことがすぐにはわからないだろうと思い、事前に「いろいろあってすごく太って、私のことがわからないと思うから、私から声をかけるね」とメールしていた。
その中で10年ぶりくらいに会ったのに、私のことを「ぜんぜん変わらないね」という女友達がいたのだ。
「いやいや、20kg以上太ったからねえ」「そんなの全然わからないよ」と頑として言い張る。
もちろんそんなはずはないのである。しかし彼女は最後まで「真紀ちゃんはちっとも変わらない」と主張し続けた。
いや~、このときはしみじみと「女の人ってすごい!」と感動してしまったのだ。
もちろん女性同士の「ルール」として、久々に会ったときに「変わらない」「太ったように見えない」という社交辞令があるのは、女オンチの私でももちろんよくわかっている(私には高度すぎて、とても使えない技であるが)。
でも25kg太ったときには、そのルールはさすがに有効ではないと思っていたのだ(笑)。
彼女ほどではないにしろ、多くの女友達は「そんなに太ったように見えないよ」とか「女の人はこのくらい体重があってもいいよね」などと“慰めて”くれるので、「気を遣わせてしまって申し訳ないなあ」とこちらも気疲れしてしまうほどであった。
「そんなに太って大丈夫?」に感じる心地よさ
一方で、私が太ってしまったことで健康を心配してくれる人も多かった。
ただこのときにも驚いたのは、私と長年仕事している仕事仲間の女性が、「私はいつも一緒にいるので、深澤さんが太ったという印象はないですね」と言うのである。
何度も書くが、55kg→80kg越えである。実に重量1.5倍近く増えているのである。
もし私が太ったことに気がついていないなら、それは私に関心がないというようにさえ聞こえる。
巨大なデブになった件で、女オンチの私として思ったことは「太ってないよ」というより、「そんなに太って、体調は大丈夫?」と心配するほうが、お互いに気を遣わなくていいな、と思うようになったけれどどうでしょう?