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「乾燥シーズン」到来しらせる酉の市

2013年11月26日

この冬の太平洋側は「寒くてカラカラ」の予想に

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 東京では夏を知らせる風物詩が「ほおずき市」や「朝顔市」なら、冬の風物詩は「酉(とり)の市」といえるでしょう。

 酉の市は11月の「酉の日」に開運招福・商売繁盛を願い、都内をはじめ各地の大鳥神社で行われるお祭りです。“来年の福を掻きこめるように”と、色とりどりの縁起物を飾り付けた熊手を売る店が軒を連ねます。

東京浅草の酉の市。毎年、多くの人で賑わう。

 今年の11月の酉の日は3回。

 一の酉が3日、二の酉が15日、三の酉が27日です。

 「三の酉まである年は火事が多い」という故事があり、三の酉の日限定で「火除け守」を授ける寺社もあります。

 毎年多くの人が訪れる浅草の酉の寺(鷲在山長國寺)によると、

 酉の市の帰りに吉原遊郭に寄ってしまう男性への牽制とか、改めて火の用心を促すためとか、さらには鳥の鳴き声を3回聞くと不吉だといわれていたことを江戸独特の洒落を利かせて広めたのでは?

とのことでした。

 江戸時代は今よりも火事が頻発したため「火事が多い」というのは、相当な注意喚起になったのかもしれません。

 ただ、東京消防庁のHPによると三の酉の年に火事が増えたという記録はないようです。

 そもそも、三の酉まである年が珍しくはないのです

 酉の日は12日ごとに1度回ってきます。一の酉が11月6日までにあれば、必ず三の酉がやってきます。およそ2年に1度は「三の酉まである年」となるのです。

 ただ、この江戸の町に広まった注意喚起は、今も変わらない「関東の気候」に適っています。

 「酉の日」が気になり始める旧暦10月は、今の11月ごろにあたります。

 冬型の気圧配置が増えて、関東は(1)晴れて(2)空気が乾き(3)空っ風が強い(4)寒くて火を使う機会も増える…という火災の起こりやすい気象条件が揃うようになります。

 今年も11月に入ってから冬型の気圧配置になる日が多く、太平洋側は雨の少ない状態が続いています。

図1 11月1日から20日までの降水量の平年比。東京は12ミリで平年の2割程度。一方で北陸や東北の日本海側では記録的な大雨になったところもある。(気象庁HPより)

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伊藤みゆき
伊藤みゆき(いとう みゆき)
証券会社社員を経て、気象予報士に。日本テレビ衛星「NNN24」の初代気象キャスターに合格。現在はNHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」気象キャスター。 光文社の雑誌『STORY』などで連載を持つなど、幅広く活動
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