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ひどい仕打ち受けても会社を嫌いになれず

2013年11月20日

メンタル相談「異動と転勤がきっかけで…」(後編)

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 働く女性のメンタルヘルスを考えるこの連載、前回(メンタル相談「異動と転勤がきっかけで…」)は、営業部勤務の30歳女性Bさんからの相談を紹介しました。その続きです。

 Bさんは、左遷人事やその人事を出した上層部を恨んではいなかった。そのような人事を出させてしまった自分自身の能力のなさに責任を感じ、また、今の仕事に対処できず結果の出せない自分を許せずに、「辞める」ことを決意していた。

 辞める原因は会社にあると思って説得する支社長と、自分に責任を感じて辞めると言っているBさんの思いは、話し合ってもかみ合わなかったはずだ。

 Bさんは、会社が好きだった。ひどい仕打ちを受けても嫌いになれなかった。そればかりか自分の能力がないばかりに会社に迷惑をかけていると思い込み、会社に対し申し訳ない気持ちでいっぱいになり、もうこの会社にいるわけにはいかない、辞めるしかないと結論を出したようだ。

 「とても荷の重いつらい相談でした。Bさんの、会社への真摯な思いがわかるからなおさら、会社の理不尽な行いに腹が立ちました。でもBさんのような能力も愛社精神もあるいい社員には辞めてほしくない。一生懸命解決の糸口を探しながら話を聴きました」

 まず、転勤している環境は簡単には変えられない。では仕事の内容はどうか、Bさんの気持ちを汲みながら、彼女が働き続けるための方法を探ったそうだ。

 技術部で従事していたように、コツコツと積み上げる地道な仕事が向いているBさんが、転勤先で与えられていた仕事は外回りの営業だった。この職務をBさんはどう思っているのか確認することにした。

 外回りで知らない土地を歩き、知らない人に会う、外回りの営業には数カ月たっても慣れることが出来ず、職務は滞っていた。とても苦手意識があることが分かった。これは元来持っている性格や気質なので、これ以上変えようがないように思った。

 「会社のことを思っているなら、苦手なことではなく得意なことが出来るように自分でやってみたら?」

 Sさんのこの言葉がきっかけになったのか、Bさんは数日休みを取り、実家に戻った。

 頭を整理して自分なりの答えを出すために、実家に戻り自分自身と向き合う時間が必要だったようだ。

 会社を好きな気持ちは揺るがない。では私には何が出来るだろうか。会社の役に立つ方法、自分を活かせる方法は何なのか。自問自答の休暇となったそうだ。

 休暇が終わり、Bさんは出社すると支社長に言った。

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太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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