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メンタル相談「異動と転勤がきっかけで…」

2013年11月13日

技術部から、突然、営業部に異動。理不尽な人事に彼女は…

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 「心が疲れた」と感じることは、誰にでもあることです。ただ、その度合いや“症状”は人によって違います。解決のためには、時には「相談」することも有効です。
 この連載では、産業カウンセラーが実際に受けた相談から実際の事例を紹介し、働く女性のメンタルヘルスを考えます。

 今回は、通信会社に勤務、総務部労務担当の産業カウンセラーSさんが関わった、Bさんの相談事例を紹介する。

*   *   *   *   *   *

 Bさんは、技術部に勤務する30歳の独身の女性だ。一人っ子で実家を出たことがなく、ずっと親元から会社に通勤していた。

 理系出身の彼女は、与えられた仕事をテキパキと効率よくこなし、その仕事ぶりはとても評価されていた。ただ、コツコツと仕事に取り組むのは得意だが、対人関係が苦手だった。入社した時から、なかなか周囲とコミュニケーションの取れない彼女の事をSさんは心配していた。

 「彼女が従事している技術部は、とても仕事が忙しく、一人一人に気配り出来る余裕などないような激務のセクションなんです。コミュニケーションを取るのが苦手な彼女が孤立してしまうのではと危惧していました」

 ある日、驚きの人事が発令された。

 Bさんに出たのは、支社の営業部に異動という転勤の辞令だった。

 技術部上層部は、Bさんのことを仕事の面は評価出来るが、人間関係を構築できない、扱いにくい社員と思ったようだ。激務の職場にコミュニケーションの取りにくい社員がいると時間のロスになる。つまり、その辞令は左遷人事だった。

 とても理不尽な人事だったが、彼女は会社の意向に従い転勤した。

 「親元から離れたことのないBさんのことを思うと、胸が張り裂けそうでした。それも技術畑一筋で来たBさんに初めての営業の職務が命じられました。知らない土地で、周囲に知っている人もいない環境です。一歩間違えば、自殺してもおかしくないような状況でした」

 産業カウンセラーのSさんは、当時のことを振り返り悔しそうに言った。きっと労務担当を職務としながらも関わることの出来ない理不尽な思いがあるに違いない。

 数カ月過ぎた頃、Bさんの職場の支社長からSさんに連絡が来た。

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Profile
太田由紀子
太田由紀子
産業カウンセラー。出版社、放送局勤務後、産業カウンセラーの資格を取得。傾聴でカウンセリングを行う。メンタルクリニックの運営にも携わっている。日経ビジネ スオンライン「メンタルリスク最前線」コラム執筆。日経ビジネスムック『課長塾 部下育成の流儀』にも登場。現在は音楽療法も勉強中。
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