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「占い」の功罪

2013年10月25日

女オンチにとっての「星座占い」と「血液型占い」

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 「そういえばフカサワさんは何座で何型ですか?」
 「……魚座でA型ですけど」
 「じゃあダンナさんは?」
 「知らないですねえ」
 「えっ? 大学時代から付き合ってるんですよね」
 「そうですね、でも知らないというか覚えてないですね」

 この会話のあと、相手があまり親しくない人だったこともあって、「何十年も付き合ってて、相手の星座と血液型を知らないなんてあり得ない!」と、「フカサワ偽装結婚説」「フカサワエア結婚説」が流れたそうである。

 まあほんとに偽装結婚なら、「逆に設定として星座と血液型は覚えているだろうな」とは、思うんだけど。

カウンセラーみたいなものなのだろうとは思うのだが…

 そう、女オンチの私を苦しめる「占い」。

 小学生の時に、女子の間で占いが大ブームになった。
 魚座の性格は、「直感型で空想家、他人に同情的で思いやりがある。神秘的で繊細で、ミステリアスなロマンチスト」と書いてあるのを読んで、子供心に「ぜんぜんあてはまらねえ……」と思ったものだ。
 家族や友人の星座を見ても、あてはまる人もいれば、あてはまらない人もいる。

 子供だったのでオカルト的なものに興味はあった。
 実際、「1999年7月に地球は滅亡する」という「ノストラダムスの大予言」はけっこう信じて、「33歳で死ぬんだなあ」と思ったりしていたし。

 でも、「星座占い」は、「こういう趣味の一種なんだろうな~。しかもあんまり当たらないし」と、最初から乗れなかった。

 しかし女子の熱狂は止まらず、自分の星座を占うならまだしも、「相性占い」までが流行し、好きな男子との相性だけならまだしも、女子同士の友情の相性まではかられるようになる。
 なにかあると「真紀ちゃんは魚座だから相性がいい(悪い)」と言われ、「私、星座信じないんだよね」と正直に申告し、結果「真紀ちゃんは星座を信じないから相性が悪い」と言われ、「そう思われる方がまだましだな」とあきらめたりもした。

 大人になると、急に「12星座」ではなく「13星座」であるとか言って、へびつかい座があらわれたときにはびっくりした。
 星座が変わったり、それどころかへびつかい座になってしまった友人などは、けっこう本気で悩んでいたりした。

 いまネットで調べたら、13星座では私も水瓶座になるらしい。知らなかったなあ。
 水瓶座の性格は、「コミュニケーションを大切にし、多くの友達に恵まれる。社交家で、初対面の相手とすぐに親しくなる」そうだ。
 やっぱりあてはまらない。

 大人になればこのブームは終わるのかと思ったが、「すっごく当たるいい占い師がいるんだけど、紹介しようか」という情報は、46歳になった今でも友人知人から寄せられ、「へえ……」と生返事をする羽目になる。

 まあ、古今東西、政治家や経営者であっても占い師に頼ることがあるのは事実らしいし、たぶんカウンセラーみたいなものなのだろうと、今では思えるようになったわけだが。
 カウンセリングも苦手な私としては、よく知らない人に自分の事情は話したくないし、よく知っている人にさえ、そんなに自分の事情は話したくないのである。

 なにか起こったら、じっとしているのが一番だと思っているのだ。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
心コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)や、『輝かないがんばらない話を聞かないー働くオンナの処世術』、津村記久子との対談集『ダメをみがく――”女子”の呪いを解く方法』(紀伊國屋書店)など著書も多数。公式サイト http://www.tact-planning.com
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