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アンチエイジングのカギはミトコンドリア

2013年10月25日

「質のよいミトコンドリア」を増やす方法

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からだのサビを防ぐ「抗酸化」とエネルギーをつくる「代謝」

 この連載も今回で10回目。これまで、アンチエイジングの3本柱「食事」「運動」「心(ごきげん)」を軸にさまざまな面から老化に対抗する方法をお伝えしてきました。知識の豊富な方なら既にお気づきかもしれませんが、これを体の機能面から考えると「抗酸化」と「代謝」がキーワードになります。

アンチエイジングのカギの一つがミトコンドリア。イカやタコに含まれる「タウリン」にはミトコンドリアを増やす効果がある。

 「代謝」には実はさまざまなものがありますが、話が難しくなるので、ここでは「代謝=エネルギー代謝」という意味で用いることにします。

 さて、そもそもアンチエイジング医学とは、老化に対抗する医学ですが、その大本となる「なぜ僕たち人間は年をとるのか?」という問いについての仮説の一つが「酸化ストレス仮説」です。

 空気中から取り入れた酸素と、食べ物から取り入れた栄養素とが人間の体の中で結びついてエネルギーをつくり出し、活動していますが、人間が活動すると体内に活性酸素(フリーラジカル)が発生します。活性酸素はクルマに例えれば排気ガスのようなもので、体をつくっているタンパク質、脂肪、DNAなどを酸化して錆び付かせ、老化を進めます。

 体が錆びないように、これに対抗しようというのが「抗酸化」のシステムです。私たちの体には酸化と戦う抗酸化酵素があり、不要な活性酸素を除去しています。また、ビタミンA、C、Eやポリフェノールといった栄養素にも、活性酸素の害から守る抗酸化を応援する働きがあることはみなさんよく御存知ですね。サプリメントなどによって日常的にこれらを補給するということも、よく見られる光景になりました。

 もう一つ、僕たちが食べものをエネルギーに変え(=代謝して)生きていること自体が老化する原因だという「代謝理論」があります。どんどん食べて、エネルギーを消費していくことそのものが年をとること。だからカロリス(カロリー・リストリクション=必要な栄養素をバランスよくとり、総摂取カロリーだけを7割程度に減らすカロリー制限)で、逆に代謝を最小限にコントロールしながらエイジングに対抗するという考え方です。

 アンチエイジングを考えるとき、この2つの仮説が非常に重要です。現在、僕達が生活の中で実践できるアンチエイジングのほとんどがこの「抗酸化」と「代謝」に通じるといっても過言ではありません。

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Profile
坪田 一男
坪田 一男(つぼた かずお)
慶應義塾大学医学部教授・慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表。1955年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。ハーバード大学留学、クリニカルフェロー修了。2000年より最先端のアンチエイジング医学を学び、医療界に積極的に導入。現在、日本抗加齢医学会理事長、日本再生医療学会理事、学会誌「アンチエイジング医学」の編集長、慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表などを務める。南青山アイクリニック手術顧問を務め、眼科専門医による安全なレーシック(近視手術)の提供・指導も行う。『ごきげんな人は10年長生きできる』(文藝春秋)など著書多数。http://www.tsubota.ne.jp/
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