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いつも「フェア」でいるために必要なこと

2013年8月19日

佐藤綾子さんが語る「フェア」でいるための秘訣

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 学生や新入社員時代であれば、何か選択ミスをしたときでも、「あら、間違えちゃった」と気軽にその都度やり直すことができますが、ある程度経験を積み中堅どころといえる年代になると、日々の選択の中にもちょっとした「知恵」が必要です。選択ミスをしたときの痛手は大きく、若い頃ほど気軽にやり直せないし、毎度、日替わりメニューのように選択を取り換えていると、残り時間がもったいないからです。そこで、この連載では、これからの人生がもっと楽しくなり、より充実した生き方ができるためのヒントを、パフォーマンス心理学の専門家として活躍する佐藤綾子さんに教えてもらいます。

 アメリカで仕事や生活をした多くの人が気づくことが、現地では「フェア」という言葉をよく使い、フェアであることを大事にしているという点です。フェアは日本語にすれば「公正」、あるいは「公平」となるでしょう。

 この公正や公平の考え方は、何かの法律によって裁かれることではないのですが、スポーツの「フェアプレイ」をはじめ、毎日の生活のなかで人との信頼関係を作っていくときにとても大切なことです。

 ある人に対しては「OK」と言ったのに、同じことをほかの人がしたら厳しく責め立てる。人がした間違いにはずいぶんと厳しく、「なんということなの!」と問い詰めるけれど、自分の同様のミスについては平気でなかったことにして忘れてしまう。これはいずれもフェアではありません。アンフェアです。

 高校野球などの開会式では、「スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦うことを誓います」という選手宣誓が行われます。これは、ルールを守ると同時に、ルールに書かれていないことであっても、相手に対する戦い方の基本は公明正大(フェア)に行うことを誓う宣言でしょう。

 大人の女性にとっても、フェアであることが、まわりからの評判に関係します。こちらの相手にはぺこぺこし、あちらの相手にはいばりちらすとか、同じ事柄なのにAさんには「すてきね」と言い、Bさんには「ちょっとおかしいんじゃない?」と言う。これだとだんだん信用がなくなり、しだいに顔つきにも品格がなくなっていきます。だれに対しても公正、公平に振る舞いましょう。

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Profile
佐藤 綾子
佐藤 綾子(さとう・あやこ)
1947年長野県生まれ。博士(パフォーマンス心理学)、日本大学芸術学部教授、パフォーマンス教育協会(国際パフォーマンス学会)理事長、国際パフォーマンス研究所代表、「佐藤綾子のパフォーマンス学講座」主宰。自己表現を科学する「パフォーマンス学」(自己表現教育)の日本における第一人者として多くの支持者を持ち、首相、国会議員、各界トップリーダーなどへのスピーチやプレゼンの指導に情熱を注ぐ。社会教育功労者賞受賞。テレビ、新聞、雑誌(連載9誌)など、多岐メディアにて活躍中。著書全174冊。
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