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「“仕事に専念する”って本当にいいこと?」

2013年7月31日

2つ以上の物事への取り組みが人を育てる

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 終身雇用制度が崩れ始め、誰もが「自分らしい働き方」を模索する時代がやってきました。私たちの働き方はこれからどのように変わっていくのでしょうか? 毎回、ゲストを迎えながら、現代日本を生きる働く女性の未来を考えます。今回も、キャリア開発の研究・コンサルティングの権威である高橋俊介さんに話をお聞きします。この回では、これまで善しとされてきた“仕事に専念する”という姿勢に疑問を投げかけます。

●この人にお話を聞きました
慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授
高橋俊介さん


たかはし・しゅんすけ/東京大学工学部航空工学科を卒業後、日本国有鉄道入社。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、世界有数の人事組織コンサルティング会社ワイアットカンパニーの日本法人(現タワーズワトソン)入社。93年~97年まで同社代表取締役社長。2000年より現職。キャリア形成に関する講演や執筆多数。主な著書に『キャリアショック』(ソフトバンククリエイティブ)、『自分らしいキャリアのつくり方』(PHP研究所)など。

 突然ですが、“専念する”という言葉を聞いて、あなたはどんな印象を抱きますか?“真面目”“熱心”“しっかり者”…プラスの印象ばかり思い浮かべるのではありませんか?

 実は日本人は専念を良しとするカルチャーが非常に根強い国です。“一意専心(ひたすら一つのことに心を集中させること)”という四字熟語があるくらいです。“両立する”という言葉には、ある種の困難さやうしろめたさが伴いますが、これは“専念すること”を重んじる文化の影響でしょう。

 スポーツも分かりやすい例ですね。日本では、小学校で野球を始めたらずっと野球を、サッカーならサッカーを集中して習い続けます。アメリカでは違います。バスケットボールの選手でありながら、アメリカン・フットボールにも関わり、冬場はアイスホッケーを楽しむということが珍しくない。季節によって複数のスポーツを行うのです。

 私は早い段階で専念するスポーツを決めてしまうことには弊害があると思っています。その人が持っている可能性を狭めてしまう危険性があるし、特定の競技に集中することで、特定の筋肉を酷使し、体をこわすことにもつながります。

 実は仕事も同じで、“仕事に専念する”ことは多数の問題をはらんでいます。

 心理学者のユングは人の心的機能を「直感」「感覚」「思考」「感情」の4つに分けました。狩猟採集時代の人間は、まさにチームプレーにより日々を生き抜いていました。言葉が発達するずっと前から、その場の状況を見て、互いにアイコンタクトでコミュニケーションをとり、相手の感情をくみ取りながら、狩猟採集を行っていたのです。

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Profile
田中 美和
ライター・キャリアカウンセラー
田中 美和(たなか・みわ)

出版社で女性向けキャリアマガジンを担当後に独立。現在はライター、キャリアカウンセラーとして活動するほか、キャリア女性に仕事を紹介する株式会社Waris(ワリス)を設立し、同社共同代表。/http://waris.co.jp
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