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東京も梅雨入り!海霧の季節が到来

2013年5月29日

高原よりも「避暑地」になる意外な場所とは?

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 27日に九州・中国・四国、28日に近畿と東海、29日に関東甲信…と西から順に梅雨に入りました。平年より10日前後、季節の歩みが早くなっています。

 雨の季節が近づくと、清々しく晴れる日が少なくなります。
同じ「晴天」でも何かが変わってきたと感じる人も多いでしょう。

 東京と福岡の気温や最小湿度を例に挙げて、
大型連休中の5月6日と先週5月22日の「晴れ」を比べてみます。
(日照時間は、東京が両日とも11時間弱、福岡も同様に12時間強で同じでした)

 東京は、6日の気温が25.3度で最小湿度は31%、22日は26.6度で48%。
同じ空気なら、気温が上がれば湿度は低くなりますが、22日の方が気温・湿度ともに高くなっています。

 福岡も同様に6日が25.9度で20%。22日は29.0度まで上がりましたが湿度も27%と高くなりました。

 これは、空気中の水蒸気=湿気が増えてきたことの表れです。

 湿気の多さが引き起こす現象の一つが「霧(きり)」。
空気中に細かい水滴が漂って、見通しが悪くなる状態です。
霧と似た現象が靄(もや)ですが、この2つははっきりと区別されています。

 1キロより先まで見通せれば靄、 見通しが1キロ未満ならば霧です。 ちなみに霧は、晴れや雨といった天気の1種ですが、靄は天気ではありません。

 霧は実は秋の季語で、盆地などで夜間から早朝に発生するものが代表的ですが、夏にかけて多いのが、海上に発生する「海霧」です。

 暖かく湿った空気が海水温の低い海域を渡る間に冷やされて、水蒸気が細かい水滴となって現れるのです。

 海霧が発生しやすいのは、北海道から千葉の銚子沖にかけての太平洋側です。

 海からの風に乗って霧が陸地へと運ばれるため、年間の霧日数が多いのもこのエリアの気象台に集中しています。

 全国1位は釧路の気象台で、約101日。年間の4分の1以上が霧の日です。

 本州の1位は銚子で約44日、次いで水戸が約36日、仙台が約25日となっています。東京や札幌は年間で約3日しかなく、海に近い気象台で霧が顕著といえるでしょう。

 釧路から銚子にかけての霧日数は5月~8月に多く、特に7月が最多です。

 これは冷たい親潮の勢力が強まる時期と、暖かく湿った空気が流れ込む梅雨が重なるからです。

 特に今年は5月に入ってから三陸沖の海水温が平年より低い状態が続いています。

 親潮の流れから切り離された冷たい海水塊が、茨城の鹿島灘付近まで南下してきているのが原因です。このため、仙台・水戸・銚子では5月の霧日数が平年値を上回っています。

図1 5月中旬の日本近海の海水温分布と図2 同平年差。関東から北海道の太平洋沿岸の海水温が平年よりも低くなっている。気象庁HPより。

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Profile
伊藤みゆき
伊藤みゆき(いとう みゆき)
証券会社社員を経て、気象予報士に。日本テレビ衛星「NNN24」の初代気象キャスターに合格。現在はNHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」気象キャスター。 光文社の雑誌『STORY』などで連載を持つなど、幅広く活動
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