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ニセ物横行するオリーブオイル

2013年5月31日

ニセ物だらけの「エキストラバージンオリーブオイル」

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 「日経ビジネスオンライン」の連載から、働き女子のみなさんに特に読んでいただきたい記事を抜粋してお届けします。今回は、<オリーブオイル~食品業界の光と影>からです。

 健康・美容にいい油として注目され、欧米だけでなく日本の食卓にも浸透しているオリーブオイル。ところが今、このオリーブオイルの品質が危機に瀕している。

 オリーブオイルを使ったことのある人なら、「エキストラバージン・オリーブオイル」という名前を聞いたことがあるだろう。「エキストラバージン」とは、そのオイルがオリーブオイルの最高グレードであることを表す言葉で、「エキストラバージン」であるための基準は、主要な生産国が加盟する国際オリーブ協会(IOC)によって決められている。

 その基準を簡単に言うと、オリーブの実のみを原料に使い、機械的作業のみによってつくられ、酸化度(酸化しているほど質が低い)などの化学基準を満たし、風味に悪臭などの欠陥が一つもないこと。機械的作業というのは、つぶす、搾るなど原料に物理的な変化を加えることで、精製したもの(例えば加熱・化学変化を伴う処理)は「エキストラバージン」とは認められない。

 ところが、オリーブオイルの本家本元であるイタリアなどの地中海沿岸諸国では、最高グレードの「エキストラバージン」の名が冠されていながら、瓶の中身は精製オイルやオリーブ以外の原料からつくった安いオイルが混ぜ込まれているケースが相次いで発覚している。

 安い偽装オリーブオイルの市場流入は、消費者を欺くだけでなく、市場価格の下落を引き起こし、本物のエキストラバージン・オリーブオイルを生産する誠実な事業者を苦境に追い込んでいる。

精製オイルには抗酸化成分もない

 オリーブオイルというのは、オリーブの果実が蓄えているオイルを取り出したものだ。言ってみれば、オリーブの実のジュースである。果物を搾ったジュースと同じで、絞りたてが一番おいしく、時間がたつほど劣化する。原料の果実の品質が良ければ、ジュースの質も良くなる。そして「エキストラバージン」には、抗酸化成分などの健康成分も豊富に含まれている。

 ところが、食品加工技術の発展で、質のそれほど良くない原料からでも、精製加工などを施すことにより、食用レベルのオイルを生産できるようなった。ただし、精製すると嫌なにおいや味は消えるが、同時にオリーブ本来の風味もほとんどなくなってしまう(抗酸化成分もほとんど消える)。そこで、偽物のオイルには、エキストラバージンオイルが少量加えられる。このようにして製造した方が、本来の品質規格を守るよりも製造コストを格段に低く抑えられる。

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