• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

【座談会】上手に怒るテクニック

2013年5月10日

読者の“怒り方”成功・失敗体験から探るヒントとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

――前回に引きつづき、「怒り方」座談会の後半編を紹介! 読者の“怒り方”成功・失敗体験をヒントに、福田先生が「上手に怒るテクニック」を指南します。

<参加メンバー>
マユミさん
27歳。契約社員。のんびりとした穏やかな性格のせいか、怒り方自体が分からないのが悩み。怒りの感情を表現すると、友人には「暴れている」と言われてしまう。
ルミさん
33歳。販売の仕事で正社員として働いている。パートさんたちを取りまとめる立場として、彼女たちへの効果的な怒り方を模索中。
ミワコさん
30歳。メーカーに正社員として勤務。皆に迷惑をかけているにもかかわらず、注意を聞き入れてくれない職場の女性社員に頭を悩ませている。

ユミさん
33歳。派遣社員。“怒っても無駄”と、怒りの気持ちをそらすことを習慣づけているうちに、本来怒るべき場面でも怒り方がわからなくなってしまった。
マキさん
27歳。契約社員。自分の価値観をおしつけてくる女性の先輩に、どう気持ちを伝えたらいいか悩んでいる。

――皆さん、“怒り方”で成功したケースや失敗談はありますか?

ルミ 私の場合、怒りの感情をある程度消化してから相手に伝えることができたときは、比較的すんなり聞き入れてもらえると感じています。その際、気を付けているのが、相手を認めた上で怒るということ。例えば、パートさんがお客さんの注文を間違えてしまった時は、「アナタがいつもこんな提案をして、こういう選び方をしていることはすごくいいと思う。だけど、今回はココのチェックを怠ったことがよくなかったよね」と、いったん褒めてから、間違いを指摘します。ただし、お客さんに失礼な物言いをしているのを見た場合は別。後から言ってもピンと来ないと思うので、その場ですぐに伝えますね。

福田先生 それは正しい方法ですね。ただ、そのケースは、怒るというより、“叱る・指導する”になるでしょう。“怒り方”というのは、自分の苛立ちなどの感情を相手にどう伝えるかということですが、“叱る・注意する”は、立場や役割上、相手に指導をすること。自分のためというより、相手の仕事振りや勤務態度などに問題があった場合、これを改めさせよりよくなってもらうのが目的です。その場合は、きちんとダメな理由を示して、タイミング良く伝える。ルミさんが「褒めてから注意をする」とおっしゃっていましたが、相手に期待するからこそ叱る。ですから、“褒める”と“叱る”はセットになるわけです。部下・上司だけでなく、相手との間に上下関係がある場合には、有利な側が少しへりくだったほうが、うまくいきますね。叱られたり、注意されることで相手が必要以上に身構え、追い詰められたと感じてしまうケースもあるので。

ルミ そうなのですね。

ユミ 実は私、それで失敗したことがあるんです。以前、取引先が起こしたミスに対し、「ここが間違っているので直してください」とビジネスライクに指摘したところ、相手は怒られていると感じたのか、「分かりましたっ! 私が悪かったんですね!?」と、被害妄想に入ってしまって……。それ以降、注意をする時には、「いつもありがとうございます。ひとつお願いがあるんですが……」と、少しへりくだってから伝える方法にかえたところ、スムーズに動いてくれるようになりましたね。

福田先生 それは対面? それとも電話などでのやりとりですか?

ユミ 電話でのやりとりです。

福田先生 その人の姿が見えないときには、普段よりも意識して柔らかな言葉を使ったり、言葉を足したりする必要がありますね。「申し訳ないんだけど……」「あなたは忙しいから無理もないのかもしれないけれど」など、上からではなく、目線を同じところまで下げて話す。また、理路整然と冷静に話すことは大切なことですが、行きすぎて“相手の反論を許さない”といった雰囲気になってしまうのは問題です。やっつける方は快感かもしれないけれど、相手からしたら、しこりが残りますしね。特に夫婦関係の場合、反論できないと、妙に腹がたって八つ当たりしたくなったりするものです(笑)。時には少し手を緩めたり、逃げ場を残してあげるゆとりがあるといいですよね。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

Profile
福田健
福田健(ふくだ・たけし)
話し方研究所会長。
1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)に入社。67 年に言論科学研究所入所し、指導部長、理事を歴任。83年に話し方研究所を設立、現会長。これからの時代のコミュニケーションの取り方について研究、指導に当たる。特に民間企業、官公庁での講座・講演活動を多く展開し、研究所主催の個人向け「話し方・聞き方」講座も実施している。 著書には『人は「話し方」で9割変わる』、『女性は「話し方」で9割変わる』(以上、経済界)、『上手な「聞き方・話し方」の技術』(ダイヤモ ンド社)、『「できる人」の相談する技術』(角川書店)など。話し方研究所ホームページ 話し方研究所Facebookページ 無料iPhone向け電子教育アプリ「美しくなる女性の怒り方~今を生きる女性のコミュニケーション」
関連キーワードから記事を探す
コミュニケーション術お仕事術

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ