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2013年4月20日

ダスティン・ホフマンが初監督映画でPR来日

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 私が洋画というものを見始めた頃に、すでにアカデミー賞(主演男優賞/「クレイマー、クレイマー」)を受賞していた俳優、ダスティン・ホフマン。その後、彼はトム・クルーズと共演した「レインマン」で、再び主演男優賞に輝きました。2度もオスカーを手にした演技力抜群のホフマンは、“ムービー・レジェンド”として世界中に名をはせています。

 そんなホフマンが映画監督デビューを果たし、PRで来日するというニュースが! 彼の監督作に出演するキャストが、これまた豪華! アカデミー名優陣と、名音楽家たちが共演し、笑いと涙でつづる人生賛歌を繰り広げます。

「カルテット!人生のオペラハウス」
4月19日(金)より TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 他 全国順次公開
(C) Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012
配給:ギャガ
監督:ダスティン・ホフマン
脚本:ロナルド・ハーウッド<アカデミー賞受賞脚本家>「戦場のピアニスト」「潜水服は蝶の夢を見る」
音楽:ダリオ・マリアネッリ<アカデミー賞受賞作曲家>
出演:マギー・スミス<2度のアカデミー賞受賞>
   トム・コートネイ<アカデミー賞ノミネート>
   ビリー・コノリー<英国アカデミー賞ノミネート>
   ポーリーン・コリンズ<アカデミー賞ノミネート>
   マイケル・ガンボン<英国アカデミー賞受賞>

公式サイト:http://quartet.gaga.ne.jp

 英国の田園地方にある、引退した音楽家たちが暮らすホーム<ビーチャム・ハウス>。常に歌声や音楽が鳴り響き、優雅に見えるビーチャム・ハウスでしたが、実は内情は火の車でした。そこで住人たちは、ヴェルディ生誕200周年を祝うコンサートを開いて成功させ、資金を調達し、ホームを存続させるという計画のもと奮闘します。

 ところが、スター・ソリストが出演を辞退し、チケットの売り上げが激減。コンサートの準備を仕切るセドリック(マイケル・ガンボン)は頭を抱えます。

 そんな中、かつてカルテット仲間だったテノールのレジー(トム・コートネイ)、メゾソプラノのシシー(ポーリーン・コリンズ)、バリトンのウィルフ(ビリー・コノリー)は、もう1人の仲間であり、オペラの名プリマドンナとして活躍したソプラノ歌手ジーン(マギー・スミス)が、新たに入居してくることを知ります。ジーンは住人たちから歓迎の喝采を浴びますが、レジーら3人の心境は複雑。エゴイストで野心家のジーンは、仲間を傷つけて去り、長い間、友情は途絶えたままだったのです。

ビーチャム・ハウスに到着するなり、拍手喝采される大スターのジーン。

 中でも浮かない表情のレジー。ジーンは彼の別れた妻で、レジーはその後、再婚しませんでしたが、ジーンは再婚、離婚を繰り返していました。でも、セドリックは彼らの状況など構っていられません。せっかく英国オペラ界を代表する4大スターがそろったのだから、コンサートを成功させるために、彼ら4人にオペラの金字塔とも言うべき「リゴレット」のカルテットを歌ってもらい、大勢の観客を呼び込みたいセドリック。

かつてのカルテット仲間4人が再会を果たすが……。

 しかし、プライドの高いジーンは、自分の衰えを嘲笑されることを恐れ、人前で歌うことを封印していました。一方、認知症が始まり、子どものように無邪気なシシーは、ジーンとの再会を喜び、部屋に閉じこもるジーンをどんどん外に連れ出します。それでも、かたくななジーンを説得するのは簡単そうではありません。ビーチャム・ハウスの存続が危ぶまれる中、英国オペラ史にその名を刻んだ、4大“旧”スターのカルテット復活は実現するのでしょうか……?

 本作は、1896年にヴェルディが私費を投じてミラノに創設した、音楽家のための老人ホーム<音楽家のための憩いの家(Casad:Riposo per Musicisti)>を取材し、1984年に製作されたダニエル・シュミット監督のドキュメンタリー映画「トスカの接吻」が原案。この作品は、1999年には「カルテット(原題)」という舞台になり、2011年には日本でも黒柳徹子主演で「想い出のカルテット~もう一度唄わせて~」というタイトルで上演されました。

 ダスティン・ホフマンが監督を務め、映画化された「カルテット!人生のオペラハウス」は、老いの悲喜劇をユーモアで包んだ、人間味あふれる傑作となっています。

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清水 久美子
清水 久美子(しみず くみこ)
メーカーでOLとして働きながら、夜は音楽雑誌の編集部でアシスタント業務をこなす。メーカー退職後は、パソコン誌の編集部に就職し、その後フリーライターに。ペット雑誌、医療誌、主婦向け雑誌、タウン誌などで執筆を重ね、最も好きなジャンルであるエンターテインメント、海外ドラマ・映画・音楽の記事を主としたライターへと転向。雑誌「SCREEN」「日経エンタテインメント! 海外ドラマSpecial」や、WEB「日経DUAL」「TVグルーヴ・ドット・コム 清水久美子のライターズ・プレイス」「クランクイン!」などにて執筆中。
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