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「サブカル&エロブーム」出身の女性文化人

2013年3月15日

若い女性表現者がエロ系媒体で才能を開花した時代

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 この連載では、自分の存在を「物語」にして「商売」にしていく女を「アキンド女」と名付け、成功していながらも自分の「女」の「物語」を売りにすることをよしとしない「サムライ女」と名付け、紹介している。

 現代の象徴的な「サムライ女」として、おちゃらけ社会派ブロガーのちきりんと社会学者の上野千鶴子を紹介した(現代のサムライ女~“女性版・池上彰”とは「女とはなにか」~“フェミ界のユーミン”)。

 今回は精神科医の香山リカ(以下、カヤマ)を紹介しよう。

80年代サブカル&エロブームとともにデビューした香山リカ

 カヤマというと、女性文化人の代表的存在というイメージが強いかもしれないが、彼女はサブカル系出身なのである。

 そもそも若い読者の中には、「香山リカ」というペンネームが、リカちゃん人形のフルネームからとられていることを知らない人もいるかもしれない。そんな「80年代サブカル」なノリで、カヤマはデビューしたのだ。

 なにしろライターとしてデビューした雑誌は、いわゆるエロ系自販機雑誌の「Heaven」だった。

 実は80年代というのは、カヤマだけではなく多くの若い女性の表現者が、エロ系の媒体で才能を開花する時代でもあった。

 この連載でもアキンド女として紹介した漫画家の西原理恵子や、これもアキンド女の代表格である漫画家で作家の内田春菊、沢尻エリカ主演で話題になった『ヘルタースケルター』の原作者で漫画家の岡崎京子などはエロ系の媒体でデビューして話題になった。作家の山田詠美もデビューはエロ系のマンガだった(実は最初は漫画家だったのだ)。

 エロ系からデビューした女性表現者は、自分の女を商売にするアキンド女として成功するケースが多い。

 しかし、カヤマは、「精神科医」という専門職であることを前面に出しつつも、人形の名前をペンネームにし、黒縁のメガネをトレードマークとすることで、「生身の女性らしさ」を上手に消し、サムライ女として長く成功しているのだ。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。若者、女性、食、旅など、様々なテーマの企画や執筆や講演も行っている。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)など著書も多数。公式サイトhttp://www.tact-planning.com
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