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いつも〆切ギリギリになる人の心理

2013年3月14日

「仕事にやる気になってからやる」は幻想

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 何事も〆切ギリギリになるまで手がつけられないとか、手をつけたときにはいつも〆切ギリギリになってしまっている、という人がいます。

 もちろん仕事が忙しすぎるという要因はあるのでしょうが、それ以外にも大事なポイントがあります。ギリギリになるまで手がつけられない人の多くは、やる気やモチベーションで仕事をしたいという願望が強すぎるのです。

●ギリギリになればやる気は出る

 そもそもやる気になったときに仕事をしたいというのは、「仕事」というカテゴリー全体に当てはめようと思うと無理があります。「大好きなことを仕事にしろ」というアドバイスは昔からありますが、そうできない方が普通です。しかしそれより、たとえ大好きなことを仕事にしても、それでもモチベーションが上がらないことがたくさんあります。

 私自身、本を書いたり連載を書いたりする、要するに「書く仕事」は比較的好きではありますが、それですらいつもやる気に満ちあふれているというわけにはいきません。それに「書く仕事」を選べば書いてさえいればいいというものではありません。確定申告など、どう見ても書く仕事とはあまり関係なく、少なくとも私は好きになれない作業もけっこうたくさんこなさなければなりません。

 ただ、どんな仕事であってもよほど無責任でない限り「ギリギリになればやる気になる」ことは事実です。確定申告などはよい例で、多くの人が「ギリギリにやる」のですが、その原因の1つは要するにいつまで経ってもやる気になれないからで、ただ「ギリギリになればそのプレッシャーでアドレナリンが体内を駆け巡る」のです。

 「ギリギリ」は「やる気」の源泉として非常にしょっちゅう活用されています。職種や作業内容を選ばない、ちょっとした麻薬のようなものだからです。原稿も〆切ギリギリになれば書く気になります。確定申告も3月になればプレッシャーになってやる気が出ます。プレゼンも明日が〆切なら徹夜ができたりします。朝起きられない人もいよいよとなるとパンをくわえて走り出せるでしょう。

 つまり「ギリギリ」というのは一種のオールマーティ・カードなのです。どんなことでもこれを利用すればやる気になれるわけです。逆に言うと「やる気になったときに仕事をしたい」と考える人は、ほとんどの場合「ギリギリになるまで仕事をしない」ことにもなるわけです。

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佐々木正悟
佐々木正悟
心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。1973年・北海道生まれ。ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程で学ぶ。
ブログ「ライフハック心理学」主宰
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