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アベノミクスでどうなる? 日本経済

2013年2月28日

安倍政権への国民の期待は「経済をよくしてほしい」

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 2012年12月16日の衆院総選挙は、自民党が294議席、公明党が31議席を獲得し、自公あわせて325議席と総議席数480の3分の2以上を占める圧勝に終わりました。これを受けて12月26日に民主党の野田佳彦内閣が総辞職。同日、衆参両院の本会議で総理大臣指名がおこなわれ、安倍晋三内閣(第2次)が発足しました。

 激動する世界経済のなかで日本経済が今後どう動いていくか。激変する日本の政治状況で、経済をどう読むか。そのことを読者の方々にわかりやすくお伝えするために、私はこの記事を書きました。

 日本で大きな問題とされてきた円高ドル安・ユーロ安の為替(かわせ)変動、長く続くデフレ、赤字が大きく積み上がりはじめた貿易収支などは、世界各国のファンダメンタルズ、つまりマクロ的な経済の基礎的条件に基づいて、だいたい決まってきます。

 この意味では、3年3か月続いた民主党政権が自公連立政権に変わっても、世界的な経済の大きな流れが短期間で変化するわけではありません。言い換えれば、記事でまとめたデータから読み解く世界と日本の経済は、政権交代くらいではグラつきそうにない基本的な「大局観」に基づいたものです。

 言うまでもなく、「日本経済」はそれ単独であるのではなく、「世界経済」の大きな潮流の中にあって、その影響を大きく受けながら動いている、ということをまず押さえたうえで、記事の議論を進めていこうと思います。

 世界と日本の経済は、3年や5年といったレンジでこう動くだろうという記事の見方は、たとえ4年後までに首相や政権与党の顔ぶれがまた変わったとしても、ほとんど修正する必要はないはずだ、と思っています。

 そのうえで、政権交代によって生まれた第二次安倍政権によって、日本経済がどのように変わるのか、あるいは変わらないのかを、さまざまな経済データから読み解いていくことにしましょう。記事にはたくさんのデータや図表を掲載しました。これは私が長年にわたって経済を見るうえで活用しているものを載せています。読者の皆さまが今後、経済を見ていくうえでの基礎的な指標になると思います。

 経済は日々、動いていますから、どうしても短期的な「円が上がった」「円が下がった」「株が上がった」「株が下がった」──という近視眼的な視点で見てしまいがちです。メディアの報道もそれに片寄りがちです。一方、「日本は大復活する」あるいは「日本は破産する」という極端な論説も目にします。

 記事では、そのような情報に一喜一憂することなく、世界経済は今、どの方向に動いているのか、その中で日本経済はどこに向かおうとしているのか、そしてそこに登場した安倍政権が、どのような影響を与えうるのか、について、大局的に冷静に見ていくことにします。

 そこで、記事の入口では、まずはざっくりと安倍首相が掲げる経済政策──いわゆる「アベノミクス」を紹介し、私の見方をお話しすることにしましょう。

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榊原英資
榊原英資
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。97年~99年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授、財団法人インド経済研究所理事長。04年より高校生向けの人材育成合宿研修会「日本の次世代リーダー養成塾」を定期的に開く
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