• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

最旬☆このキャリアパーソンに注目

メイクをお湯で落としたい――願望を製品に

2013年2月27日

資生堂「フルメーク ウォッシャブル ベース」女性開発担当者に聞く

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア
資生堂が2月下旬より店頭発売を開始するフルメーク ウォッシャブル ベース(FWB)

 資生堂が昨年発売した「フルメーク ウォッシャブル ベース(FWB)」が好調だ。2012年12月12日に資生堂ウェブサイト「ワタシプラス」にて発売後、1カ月で見込んでいた当初予定数量を5日間で完売。3月上旬からの店頭発売予定を、2月下旬に繰り上げた。

 「女性たちをメーク落としのストレスから解放する」――。こんな文言とともに資生堂が満を持して世の中に送り出したFWBは、クレンジングを使わずに、お湯になじませるだけでメイクが落とせる下地。水には反応せず、お湯だけに反応するセンサー分子を組み込んだ「ヴェールアクションポリマー」という皮膜剤が、水分と温度に反応し、メイクを浮き上がらせる。

 この商品の開発を担当したのが、入社9年目の川上登美子さんだ。資生堂に入社後すぐ横浜の研究開発拠点勤務となり、化粧水や乳液、日焼け止めなどスキンケア商品を中心とする研究開発を行っていた。理系の大学出身だった川上さんがジョブローテーションの一環として現在のマーケティング担当部署に異動になったのが、今から2年前。

「新しい部署は、新しい商品や企画のアイデアを提案したり、ディスカッションしたりする部門。異動してから日々『何か提案てきないかな』と考えていました」

FWBのプロジェクト担当者川上登美子さん

 そんなとき、入社して7年目の川上さんが等身大の自分の生活から思いついたのが、FWBだった。仕事が忙しくなると、夜遅くにへとへとに帰ってくるのが当たり前。シャワーを浴びて一気にメイクを落としてしまいたいのに、疲れた体に鞭を打ってクレンジングにポイントメイクと、“化粧落としの儀式”が必要。この煩わしさを何とかできないか――。6年半研究畑に従事してきた川上さんは、この問題を技術で突破できないか、そう考えた。

 2011年に入り、川上さんは、そのアイデアを実現すべく動き始める。資生堂の各研究所にいる「先鋭たち」にヒアリングをしながら、技術的なディスカッションを深めていった。どのような成分を配合すべきかは化粧品の処方開発のプロに、塗る際の感触については美容法のプロに、「お湯で落とせるコスメ」の先達でもあるマスカラの研究者にと、ヒアリングを重ねた。資生堂の研究開発の「結晶」が次々と投入され、最終的に計20人以上の研究開発担当者が関わった。

「キモは『簡単に落ちる』ということですが、ただその機能を持ち合わせているだけではダメ。下地としての機能もしっかりと保つことが必須でした。そうでなければ、お客様に長く愛用してもらえない。ただの技術の革新性や話題作りで終わることにはしたくなかったんです。仕上がり、持ち、感触、安全性など機能性を保持しながら、『落とせる下地』を作ることが大切でした」

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

コラムのバックナンバー

  • メイクをお湯で落としたい――願望を製品に(2月27日)
関連キーワードから記事を探す
就職・転職

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 12月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 12月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 11月号

一生お金に困らない!お金がどんどん増える本 ミニサイズ新装版

まんがで分かる!やせる食べ方

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ