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お釈迦さまは「終活」の達人だった

2013年2月15日

「毎日を人生最後の日だと思って生きよう」~お釈迦さまの命日に思う

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涅槃図(お釈迦さまがお亡くなりになった場面を描いた図)

 2月15日はお釈迦さまのご命日。この日は多くの寺院でご遺徳を偲ぶ「涅槃会(ねはんえ)」の法要が営まれます。その時にお寺の本堂に掛けられるのが涅槃図。お釈迦さまの臨終に際して、弟子や信者だけではなく多くの動物や昆虫たちまでもが集まり、その死を嘆き悲しんだという伝説に基づいて描かれました。私はこれを見る度に、それほどまでに尊敬され、慕われたお釈迦さまを、正直「うらやましいなあ」と感じます。

 私は仕事柄、葬儀などを通じて多くの死の現場に立ち会っています。そこで強く感じるのは、死に際には、その人の生きた姿がそのまま現れるということ。人生を全うされ大往生と思えるような方でも、家族が集まり「もっともっと生きてほしかった、一緒にいたかった」と言われる方もいれば、まったく逆の場合も決して少なくはありません。

 こうした時、私は、「自分の死に際はどうなのか」を思わずにはいられません。

 最近、「終活」という言葉をよく耳にするようになりました。人生の最期をきちんと考えることは、より良く生きるための手助けとなると考えている人も増えています。実はお釈迦さまは終活の大先輩。ご自身の死を正しく自覚されると、葬儀や供養の仕方、今後の修行のあり方などを事細かに弟子たちに残されました。

 さて、終活ではお墓やお葬式の仕方、遺産の分配など、物理的・金銭的なことだけではなく、周りの人々との関わりにも、眼を向ける必要がありそうです。

 どんなに頑張ってみても、人生はたかだか100年程度。人類の歴史の中でもほんの一瞬にしか過ぎないこの自分という存在の、その生きた証しと価値をどう意味づけるのか。

 お釈迦様の教えが2500年にもわたって脈々と受け継がれてきたのは、その教えや生き方が多くの人々を支え、救ってきたからなのだろうと思います。

 自分の行ないや言葉や思いは、誰かの手助けになっているのか。「あの人がいてくれて良かった」と、誰かに思ってもらえる自分であるのか――。自身の人生最期の瞬間をイメージする時、自ずと生活や意識が変わってくるはずです。

 「毎日を人生最後の日だと思って生きよう。いつか本当にそうなる日が来る」~スティーブ・ジョブズ

イベントのご案内◆「東京禅僧茶房2013~美心(びじん)のすすめ~」

曹洞宗総合研究センターのShojin-Projectでは、2月22月~24日に「東京禅僧茶房2013-美心のすすめ-」を開催します。坐禅を通して心を調えるワークショップもあります。ぜひご参加ください。
*場所:ふくい南青山291(東京都港区南青山5-4-41/最寄は地下鉄「表参道」)
*日時:2013年2月22日(金)~24日(日)、11:00~19:00

     *    *    *    *

「美しい心」とは「調った心」のこと。日々のストレスで乱れた心は、禅で美しく調えましょう。本イベントでは、ワークショップやパネル展示、どなたでも参加できる坐禅体験コーナーなど、一味違った楽しい企画を通して「心の調え方」をご紹介します。 会場には常に僧侶がおりますので、わからないことがあっても大丈夫。何でも優しくお答えします。また、イベントの内容をまとめたフリーペーパーも配布しております。詳しくはHP(http://www.shojin-project.com/pg297.html)をご覧ください。

(宇野全智)

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Profile
曹洞宗の研究機関で活躍する若手・中堅僧侶4人。
宇野全智(うの・ぜんち)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。山形県大石田町地福寺副住職
上月泰龍(こうづき・たいりゅう)/ 曹洞宗総合研究センター教化研修部門研究生。三重県鈴鹿市泰応寺副住職
菅原研州(すがわら・けんしゅう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。宮城県栗原市城国寺副住職
関水博道(せきみず・はくどう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。神奈川県横浜市東泉寺副住職

*4人の詳しいプロフィールは⇒こちら
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