• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

知りたい!なりたい!こんな職業

水上の接戦に挑み続けるボートレーサー

2013年1月22日

「G1第1回賞金女王決定戦」で優勝し、初代賞金女王に輝く

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

公営競技のボートレースは、男子のみ、女子のみのレースのほかに、男女が同レースに出場する混合戦もある、

数少ないプロスポーツの一つです。

全国24のボートレース場で幅広い年齢層の選手同士が戦い、多くの女性アスリートも活躍しています。

今回は、初代賞金女王に輝いた三浦永理さんにお話を伺いました。

三浦永理(えり)さん
三浦永理(えり)さん

●ボートレーサー歴10年。29歳。
●勝利しておいしいビールを飲むのが楽しみ。また、オフの時間には、国内の温泉巡りや海外旅行などを満喫しています。

BOAT RACE OFFICIAL WEB SITE
http://www.boatrace.jp/


勝負を左右する整備・技・瞬時の駆け引き

 三浦永理さんは、日本モーターボート選手会静岡支部に所属するボートレーサーです。ボートレースには、強さのバロメーターである勝率を基に、強い順からA1、A2、B1、B2の4つの級があり、三浦さんは現在A1級。高額賞金で全国の精鋭が集まるSG(最高グレード)レースやG1(格付け2位)にも出場経験があります。2012年12月13~16日に、年間女子賞金ランキング上位12名が出場権を持つ「G1第1回賞金女王決定戦」にランキング5位で出場。旋回時の高度な技術である「まくり指し」を決めて優勝しました。

 通常4~7日間の各レース開催期間中、選手たちは宿舎で団体生活を送ります。レースに使われるモーターとボートは、各レース場から抽選で選手に貸し出され、選手がモーター整備場で自主整備。水面やレースに合った調整を行い、試運転や調整を重ねて仕上げていきます。この“整備力”は重要で、成績にも大きく影響。特にモーターに付けるプロペラの調整には最善を尽くします。「硬い淡水に比べて、柔らかい海水は乗りやすいです。レース場ごとの違いに対応して整備や操縦をするので、経験は豊富なほどいいですね」

 2012年4月から新プロペラ制度がスタート。それまでは選手が自前のプロペラを持ち込んでいましたが、供与されたプロペラを使用することになりました。「プロペラ小屋で先輩が真剣に作業する姿を見て、自分もしっかりやろうと、以前は自作したり、オフに時間をかけて加工・修整していました。新制度では現地でプロペラに火を入れて叩いたり削ったりするので、レース場での整備時間がとても忙しくなりました」

初レース観戦で強く惹かれ、ボートレーサーになろうと決意

 三浦さんは高校時代、薬剤師を目指し、部活はソフトボールに打ち込む生活を送っていました。全く未知のボートレーサーに興味を持ったのは、高校2年生の頃。「すごく高収入らしいと母の言葉がきっかけというちょっと不純な動機でした」と笑います。その後、ボートレース浜名湖で初めて観戦。強く惹かれ「これをやりたい!」とレーサーになる決意をしました。

 ボートレーサーになるには、厳しい訓練で知られる難関養成所「やまと学校」へ入学しなければいけません。日本に1つしかないこの養成所は、合格率4%ともいわれ、入るだけでも難関(現在は2013年2月の募集を実施中)。募集は2月・8月の年2回。入学時に15~30歳である男女で、諸条件をクリアして始めて受験できます。三浦さんは、高校卒業後すぐに受験。1度目は不合格でしたが、弱点は動体視力と瞬発力だと気付きます。それからは、午前中は学科試験の勉強、午後はジム、23時までスーパーのレジでアルバイトをしながら準備。2度目の挑戦で合格しました。

 福岡県柳川市にある「やまと学校」は全寮制。帰宅できるのは年2回の休暇だけです。起床から消灯まで管理された生活の中で、ボートの操縦方法などを習得して卒業しました。そして2002年11月23日、「ボートレース浜名湖」でデビュー。「操縦はとても難しく、訓練中は落ちこぼれでしたので、デビューして大丈夫かとすごく心配でした」。その後、史上最年少SG優勝という記録を持つ服部幸男選手を師匠とし、仕事に対する姿勢から減量方法までを学びながら、経験と勝ち星を積んでいきました。今や三浦さんは、その技術の高さから、ファンに「テクニカルエリー」という愛称で呼ばれるほどになりました。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
就職・転職

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 12月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 12月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 11月号

一生お金に困らない!お金がどんどん増える本 ミニサイズ新装版

まんがで分かる!やせる食べ方

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ