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お寺の年末とは~餅つきと大掃除

2012年12月27日

除夜の鐘が108の理由

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 今年も残すところわずかとなりました。この連載も今回が年内は最後となります。

 さて、お寺の年末というと皆さんどのようなものをイメージされるでしょうか?

 曹洞宗の両大本山、福井県の永平寺と神奈川県の總持寺では毎年多くの修行僧が総出で餅つきをします。お経を挙げた後に、餅つきを行い、出来上がったお餅をお寺に祀られている様々な仏さまにお供えします。

 また、一般の家庭と同様に修行道場でも大掃除を行います。修行道場の大掃除は「すす払い」と呼ばれ、竹ぼうきを大きくしたような道具を用い、建物の天井から床まで隅々まで掃き清めていきます。

 普段生活している空間がきれいになると、何とも晴れ晴れとした気分になりませんか? 掃除をするということは「こころのホコリ」を落とすことなのかもしれませんね。こころもスッキリとさせて新しい年を迎えたいものです。

 ところで、こころのホコリを落とすと言えば、大晦日の除夜の鐘を忘れるわけにはいきません。よく除夜の鐘は108回つくと言いますが、どうして108なのでしょうか。一説には仏教の「煩悩」という考え方が関係していると言います。

 人は常に物事を公正に判断したり、正しい生活を送れたりするかといえば、そうでもありません。欲望に負けてしまうこともあれば、色眼鏡で他人と接することもあるでしょう。このように正しく世間を見つめることを阻害しているものをまとめて「煩悩」と呼んでいます。

 「むさぼり」「いかり」「物事の真理をわきまえないという愚かさ」を三毒と呼んだり、あまりに多くの煩悩に人間は悩まされていることを評して「八万四千の煩悩」などと言ったりすることもあります。その中の一つに、煩悩を108に分類する考え方があり、除夜の鐘を108回つくのもこれに由来していると考えられているのでしょう。

 新しい年はすがすがしく迎え、そしてすがすがしく毎日を過ごしていきたいもの。そのためにも今年のこころのホコリは今年のうちにきれいに落としておきたいですね。どうぞよいお年をお迎えください。

(関水博道)

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Profile
曹洞宗の研究機関で活躍する若手・中堅僧侶4人。
宇野全智(うの・ぜんち)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。山形県大石田町地福寺副住職
上月泰龍(こうづき・たいりゅう)/ 曹洞宗総合研究センター教化研修部門研究生。三重県鈴鹿市泰応寺副住職
菅原研州(すがわら・けんしゅう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。宮城県栗原市城国寺副住職
関水博道(せきみず・はくどう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。神奈川県横浜市東泉寺副住職

*4人の詳しいプロフィールは⇒こちら
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