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フランス出身のイタリア菓子「ババ」

2012年11月19日

郷土色や歴史が凝縮されたイタリア菓子

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 さて前回、探検隊は東京・表参道のイタリア菓子専門店「ソルレヴァンテ」で、南イタリアの街ナポリのある名物菓子を発見した。このお菓子、懐かしの名画「マカロニ」で、俳優マルチェロ・マストロヤンニとジャック・レモンが、ナポリの街角でかぶりついていたおやつとしても有名。

 名前は「ババ」。ラム酒入りシロップをたっぷり生地にしみ込ませたお菓子だ。典型的なナポリ名物だと思いきや、「ソルレヴァンテ」の藤田統三シェフが、「これはフランスから入ってきたものなんですよ」と教えてくれた。

 ナポリは、長らくスペインやフランスなどの大国に支配されてきた街。そうした中、18世紀末から19世紀にフランスから伝わったのがババだ。

 イタリアは諸侯が割拠する時代が長く、たった150年前に統一された国だ。他の国の支配を受けていた地域も多い。

 「だから、お菓子にも色々な国の影響があるし、非常に地方色が強いんです」と藤田シェフ。つまり、イタリア菓子にはその地方の郷土色、歴史が凝縮されているというわけだ。

続きはWEB版「ナショナル ジオグラフィック」(2ページ目から)でご覧ください。

この記事はWEB版「ナショナル ジオグラフィック」の連載「世界のおやつ探検隊」の第68回 名シェフに聞いた“絶品ティラミス”を一部転載したものです。

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Profile
メレンダ千春
海外に行けば、どこを見ずとも行くのはスーパーのおやつ売り場という、激甘から激辛まで味の守備範囲は360度のライター。最初の異国のお菓子との出会いは、アメリカに住む遠い親戚のおじさんが日本を訪れる度にお土産にくれた、キラキラ光る水色の紙でキャンディーのように包装されたチョコレート。ミルクの味が濃くて、おいしかったな~。インパクトのあるおやつを求めて、日々邁進中。
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