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気象データから分かる「秋田美人」の理由

2012年11月16日

日照時間や湿度から見る東京と秋田の違い

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 11月12日、札幌で「ヤマモミジ落葉」の発表がありました。各地の気象台では、カエデ・モミジの紅葉と落葉の観測や発表を行っていますが、今年の札幌のヤマモミジは紅葉の発表を待たずに落葉してしまいました。紅葉発表の定義は「標本木を全体として眺めた時に、その大部分が紅(黄)色に変わり、緑色の色がほとんど認められなくなった最初の日」とし、落葉日は「標本木の葉の約80%が落葉した最初の日」とされています。

 札幌の気象台によると、今回、紅葉前に落葉してしまった原因は、秋になっても朝の冷え込みが弱かったので紅葉の大条件である「寒暖の差」が小さく、全体的に色づく前に落葉が始まってしまったのでは?とのことでした。

 このように紅葉せずに落葉してしまったのは、札幌では1984年・1994年に次いで3度目のことで、今年は観測史上(1953年以降)最も遅い落葉でした。

 紅葉・落葉だけでなく「初雪」もかなり遅れています。平年では11月13日は秋田で初雪が発表される頃ですが、今年は全国初の初雪が10月19日に稚内で観測されて以来、ぱったりと便りが途絶えてしまいました。札幌では1890年の11月20日が最も遅い初雪で、次が1886年の11月18日。今年は18日までに観測されたとしても、120年以上ぶりに遅い記録を塗り替える初雪ということになります。

北日本は平年に比べ気温が高い。平年差が1.5度以上ある赤い部分が目立つ

 これまで遅れ気味だった冬の便りを促すように、今週末には強い寒気が流れ込んでくるとみられ、この寒気で北日本では初雪が降り、東京でも木枯らし1号が吹くことになりそうです。「木枯らし1号」は近畿地方と東京で発表される冬の到来を知らせる風。東京の木枯らし1号は「10月半ばから11月末までの間に、冬型の気圧配置の下、風速8メートル以上の西北西~北の風が吹いた最初の日」と定義されています。近畿地方では、すでに10月29日に吹きました。

 過去20年を遡って、東京の木枯らし1号と札幌の初雪の日を調べてみると、同日だったことが5回、1週間以内が7回。半分以上の確率で「東京で木枯らしが吹くと、札幌で雪が降る」といえます。つまり、木枯らしは「太平洋側が寒くて乾燥・日本海側は雪」という天気の分かれ目が来たことを告げているのです。

 関東の冬は、太平洋側の典型「晴れて・乾燥・空っ風」の3点セットで、肌荒れに悩まされる季節です。一方「美人の産地」といわれる秋田は日本海側。秋田と東京の平年の天気を比較してみると、木枯らしの時期から様々な要素が対照的になることが明らかになりました。

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伊藤みゆき
伊藤みゆき(いとう みゆき)
証券会社社員を経て、気象予報士に。日本テレビ衛星「NNN24」の初代気象キャスターに合格。現在はNHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」気象キャスター。 光文社の雑誌『STORY』などで連載を持つなど、幅広く活動
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