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地味な仕事にチャンスあり!小さなプロジェクトこそ仕事のすべてを経験できる

2015年4月16日

楽しい仕事がどこかにあるわけではなく、仕事を楽しめる自分がいるかどうか

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「自分はもっと大きい仕事を任されたいのに、今担当しているのは地味な仕事。ちょっと格好悪いし、同期にもバカにされる」

 会社の風土によっては、同期との比較が気になるという人もいるでしょう。僕は若いころ、社内で「地味」とみなされていた小さいプロジェクトに配属されることが多かったです。投資ファンドのリップルウッドに在籍していた時、社内では3000億円近い大型案件である日本テレコムの買収が脚光を浴び、同期も何名か担当チームに入っていました。
 この時、僕は静岡県のある鋳物メーカーを上司と2人で担当していました。案件総額は200億円前後。周りからは、「岩瀬も地味なプロジェクトにまわされたな」と思われていたかもしれません。でも実際は、困ることはありませんでした。規模が小さい企業のプロジェクトでよかったと思います。なぜなら小さなプロジェクトだったからこそ、仕事のすべてを一通り経験することができたからです。

 大きなプロジェクトでは、全体像が見えず、自分がいったい何の仕事をしているのか分からないということもあります。そのうえ、メンバーに与えられる責任や権限も小さいものです。

 その点、小さなプロジェクトであれば自分に大きな権限が与えられ、スタートから一通りのことを経験できるのでやりがいがあります。僕も実際、銀行に行って資金調達の交渉をしたり、社長候補を面接したり、経営計画を立てたりしました。大きなプロジェクトにいたら、そのどれかの担当はできたかもしれませんが、すべては経験できませんでした。
 漢文の授業で、「鶏口となるも牛後となるなかれ」ということわざを習いましたが、まさにその通り。僕は鶏の頭として仕事をさせてもらったのです。出口と2人で始めたライフネット生命も、最初は小さな鶏でした。2人で小さな会社を始めるといいことがあります。自分は社長か副社長のどちらかになれる可能性があることです。部下を1人も持ったことがなかった僕が、いきなり副社長です。

 小さな会社だと、このように自分が少しだけ背伸びできます。出口も社長の経験はありませんでした。2人ともこれまで経験していない肩書きでいることで、少しだけ背伸びをしているのです。偉くなったわけではありませんが、「ポジションが人をつくる」とよく言われるように、その肩書きに見合った行動、振る舞いを自然に覚えていくようになりました。

 おかげさまで今は社員数も増えて、順調な成長軌道に乗っています。そうなると、そこで働いている人間にも仕事のやりがいが生まれます。会社が伸びているから面白い。もしあなたが就職・転職活動で会社を自由に選べる立場にいるのならば、僕は大企業より、小さくても勢いのある会社に行くべきだと思います。

 小さなプロジェクト、小さな会社でも、「自分は大きな責任を持たされているんだ」と胸を張っていればいいのです。そのほうが個人としても間違いなく成長するはずです。

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