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荒野にきらめくピンクサファイアの粒子

2012年9月27日

極北の太陽の下で見た「青の世界」

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 アラスカの冬は、鋭く尖った寒さが頬を刺激する。平均気温マイナス30℃。

 一息一息、息を吸う度に、ぴりぴりっと鼻の粘膜が一瞬で凍り、肺から温められた空気を吐き出す度に、じゅんわりと解けて粘膜がもとに戻る。

 太陽が輝き、スカッと抜けるように晴れていると、そんな寒さも気にならないどころか、気持ちがいい。

 ぴりぴりっと粘膜が凍るその感覚さえも、なんだか病みつきになって、鼻の穴をぷくっと広げてみたくもなる。

 これほど気温が低いと、空気中の水分も存在を許されず乾燥しきっていて、太陽の光がまるで矢を放つように注がれている。

 辺りは一面の雪。

 湿気のあるモッタリとした雪ではなく、水晶の破片のように結晶化した粒がサクサクと大地を覆っていて、その一粒一粒が蒼茫たる空の青さを一気に吸収していた。

 まるで、氷河の中にでもいるように青く見えて、自分の影さえも青く後ろから着いてくるのだ。

 極北の力強い太陽の下では、雪白の世界も、ある意味、屈強な青の世界と言っていい。

続きはWEB版「ナショナル ジオグラフィック」(2ページ目から)でご覧ください。

この記事はWEB版「ナショナル ジオグラフィック」の連載「アイスブルーの瞳」の第1話 深い荒野にきらめくピンクサファイアの粒子を一部転載したものです。

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Profile
廣川まさき
廣川まさき(ひろかわ まさき)
ノンフィクションライター。1972年富山県生まれ。岐阜女子大学卒。2003年、アラスカ・ユーコン川約1500キロを単独カヌーで下り、その旅を記録した著書『ウーマンアローン』で2004年第2回開高健ノンフィクション賞を受賞。近著は『私の名はナルヴァルック』(集英社)。公式サイト
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