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心が硬くなっていませんか?~和顔愛語

2012年10月8日

みな人の 心をまるく まん丸に どこもかしこも まるくまん丸

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 「和顔愛語」とは、文字通り、「和らぎの顔、いたわりの言葉」。 いつも穏やかな顔でいれば、心も穏やかになります。周りにいたわりの言葉をかけていれば、心が優しくなります。

 仏教では「慈悲」、すなわち「いつくしみ、あわれむこと」を非常に大切にしています。それは何故かと言うと、私たち自身が穏やかに生きるためには「慈悲」が必要だからなのです。自分自身も他人もともに慈しみ、あわれむように心がけていると、心がまるく穏やかになります。そうすれば、分け隔てなく優しく、平和に生きることができるようになります。

 これは、言うなれば「心の習慣の付け方」です。心にギスギスした習慣が付いていると、生活もギスギスして、自分や周囲も苦しくなります。一方、慈悲という習慣が身につくと、自分も周りも穏やかに過ごせるということです。

 「和らぎの顔」については、江戸時代の木喰上人(もくじき・しょうにん、1718~1810)という方が次のように歌っています。

 みな人の 心をまるく まん丸に どこもかしこも まるくまん丸

 木喰上人は、たくさんの手彫りの仏像を残したことで有名です。そして、その仏像のほとんどが、文字通りまん丸の笑顔を浮かべています。

 木喰上人の彫った像のように微笑みを浮かべ、いたわりの言葉をかけるようにしていると、不思議と心が柔らかくなってきます。心が柔らかければ、何かにぶつかるようなことがあっても、相手を傷つけませんし、自分も傷つくことがありません。

 このように慈悲が習慣づいて柔らかくなった心を「柔軟心(にゅうなんしん)」と言います。一説に、禅の修行もこの「柔軟心」を目的としていると言われる場合もあります。

 心が硬くなっていませんか? そんな時には、鏡に映った自分にほほえみかけてあげましょう。その瞬間、少しでも確実にあなたの心は柔らかくなります。そして、その柔らかさが習慣になるよう、「和顔愛語」を心がけてみましょう。

(上月泰龍)

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Profile
曹洞宗の研究機関で活躍する若手・中堅僧侶4人。
宇野全智(うの・ぜんち)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。山形県大石田町地福寺副住職
上月泰龍(こうづき・たいりゅう)/ 曹洞宗総合研究センター教化研修部門研究生。三重県鈴鹿市泰応寺副住職
菅原研州(すがわら・けんしゅう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。宮城県栗原市城国寺副住職
関水博道(せきみず・はくどう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。神奈川県横浜市東泉寺副住職

*4人の詳しいプロフィールは⇒こちら
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