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1500年前に生まれたキャラクター「達磨」

2012年10月5日

胡鬚赤赤鬚胡(こしゅしゃくしゃくしゅこ)とは… ~達磨忌に因んで

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宮城県栗原市、斎藤和一氏書

 我々禅宗の僧侶にとっても、菩提達磨(ぼだいだるま・5世紀頃の人)は不思議な存在です。

 もともとインドの王族出身でしたが、その座に固執せず、出家すると、師匠の遺言を守りわざわざ中国までやって来ました。150歳以上も生きたという伝説がありますし、当時の中国の皇帝から、「仏教でもっとも貴い教えは何だ?」と聞かれても、「そんなものなど無い(これは「廓然無聖(かくねんむしょう)」という禅語です)」と言い放ったとされます。

 最近では拳法でばかり有名ですが、嵩山少林寺(すうざんしょうりんじ)では9年間ずっと坐禅していたとされます(「面壁九年(めんぺきくねん)」という禅語です)。またある人は、冬に少林寺の奥山山頂に立って腰まで雪に埋もれながら達磨に弟子入りを認めてくれるまで待っていたのに、会ったら断られたので、自分の右ヒジから先を切り落として気合いを見せたり(「腰雪断臂(ようせつだんぴ)」という禅語です)しました。色々と不思議なことばかりが起きています。

 でも、そういう不思議さが魅力的だったからこそ、後の中国の禅僧は、「なぜ、達磨はインドから中国にやって来たのだろうか?(「祖師西来意(そしせいらいい)」という禅語です)」と本気で問答したのでしょう。ある禅僧は弟子との問答中、その弟子の顔を思いっ切りビンタして、真っ赤に腫れ上がった顔を見ながら、「ほら、ここに達磨がいるぞ」と、嬉しそうにいいました。達磨は紅毛碧眼の人で、ヒゲまで赤かったと考えられていたのです。

 これを、「胡鬚赤赤鬚胡(こしゅしゃくしゃくしゅこ)」という禅語で表現します。

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Profile
曹洞宗の研究機関で活躍する若手・中堅僧侶4人。
宇野全智(うの・ぜんち)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。山形県大石田町地福寺副住職
上月泰龍(こうづき・たいりゅう)/ 曹洞宗総合研究センター教化研修部門研究生。三重県鈴鹿市泰応寺副住職
菅原研州(すがわら・けんしゅう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。宮城県栗原市城国寺副住職
関水博道(せきみず・はくどう)/ 曹洞宗総合研究センター専任研究員。神奈川県横浜市東泉寺副住職

*4人の詳しいプロフィールは⇒こちら
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