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「童女か聖女か」…伝説のアキンド女の恋愛

2012年9月21日

伝説のアキンド女の恋愛遍歴~サムライ女とアキンド女(12)

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 自分の存在を「物語」にして「商売」にしていく女を「アキンド女」と名付け、さまざまなアキンド女の生き方を語ってきた。

 一方で、成功していながらも、自分の「女」の「物語」を売りにすることをよしとしない「サムライ女」もいる。

 前回(元祖アキンド女の“子宮作家”)は元祖アキンド女として、瀬戸内寂聴について語った。

 今回は、岡本かの子について語っていこう。

岡本太郎の母になるまで、なった後

 存命の瀬戸内寂聴については多くの読者が知っているだろうが、かの子は知らない若い読者も多いだろう。

 岡本かの子は、芸術家、岡本太郎の母親である。

 そしてかの子の生き方は、太郎にも大きな影響を与えているのだ。

 また、かの子の人生については、寂聴が「かの子繚乱」という小説でも書いている。 

 かの子は1889(明治22)年生~1939(昭和14)年没の作家、歌人だ。豪商の家に生まれ、跡見女学校に入学し、兄の友人である作家、谷崎潤一郎の影響を受け、また歌人、与謝野鉄幹・晶子夫妻に師事し、創作活動を始める。

 文学青年と恋に落ち駆け落ちするが、その恋は続かず、その後19歳の時に画学生だった岡本一平と知り合い、翌年結婚。さらにその翌年に太郎を出産する。

 また日本のフェミニストの先駆け、平塚らいてうに誘われ、「青鞜」という女性作家の文芸誌に参加、歌集も出版する。

 一平は朝日新聞に漫画記者として入社、漫画に解説文をそえる漫画漫文で人気を博すが、一平は酒と女におぼれ、さらに二人は芸術家同士として衝突を繰り返す。母や兄を失ったこともあって、かの子は精神を病んでしまう。

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Profile
深澤真紀
深澤真紀(ふかさわ・まき)
コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長
1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。若者、女性、食、旅など、様々なテーマの企画や執筆や講演も行っている。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる。平成の女性を語った『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)など著書も多数。公式サイトhttp://www.tact-planning.com
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